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この30年の小説、ぜんぶ 読んでしゃべって社会が見えた

河出新書 043

出版社名 河出書房新社
出版年月 2021年12月
ISBNコード 978-4-309-63145-5
4-309-63145-2
税込価格 1,078円
頁数・縦 351P 18cm

商品内容

要旨

本読みのプロである、タカハシさんとサイトウさん。平成から令和までの約三十年間に刊行された本を通じて、日本社会の深層を読み解いていく、唯一無二、白熱の対談集!「ほんとうに社会のことが知りたいなら、小説を読むべきなのである」(タカハシさん)「小説にはまちがいなく時代の空気、言いかえれば「社会」が詰まっている」(サイトウさん)長い歳月をかけた対談の記録だからこそ見えてくる、思いもよらない読書案内。さあ、忖度なしの本の世界へようこそ!

目次

第1章 震災で小説が読めなくなった―ブック・オブ・ザ・イヤー2011
第2章 父よ、あなたはどこに消えた!―ブック・オブ・ザ・イヤー2012
第3章 近代文学が自信をなくしてる―ブック・オブ・ザ・イヤー2013
第4章 そしてみんな動物になった!?―ブック・オブ・ザ・イヤー2014
第5章 文学のOSが変わった―平成の小説を振り返る(2019)
第6章 コロナ禍がやってきた―令和の小説を読む(2021)

出版社・メーカーコメント

2011年から令和まで、計6回おこなわれた本をめぐる対話から、日本社会が浮かび上がる。思いもよらない解釈や、意外な作品との繋がりなど、驚きと発見に満ちた、白熱の対談集!

著者紹介

高橋 源一郎 (タカハシ ゲンイチロウ)  
1951年生まれ。81年『さようなら、ギャングたち』で群像新人賞長篇小説賞を受賞しデビュー。2002年『日本文学盛衰史』で伊藤整文学賞、12年『さよなら、クリストファー・ロビン』で谷崎潤一郎賞を受賞
斎藤 美奈子 (サイトウ ミナコ)  
1956年生まれ。文芸評論家。1994年『妊娠小説』(ちくま文庫)でデビュー。2002年『文章読本さん江』(ちくま文庫)で第1回小林秀雄賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)