ミャンマー金融道 ゼロから「信用」をつくった日本人銀行員の3105日
河出新書 044
| 出版社名 | 河出書房新社 |
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| 出版年月 | 2021年12月 |
| ISBNコード |
978-4-309-63146-2
(4-309-63146-0) |
| 税込価格 | 935円 |
| 頁数・縦 | 222P 18cm |
書籍ダイジェスト配信サービス SERENDIP 厳選書籍 要旨 国軍による市民弾圧で危機的状況にあるミャンマーだが、2010年前後からテイン・セイン大統領(当時)が軍政下での民主化を進め、アウンサンスーチー氏率いる国民民主連盟(NLD)による政権が引き継いだ時期があった。その頃、同国の民主化と経済成長に必須の金融基盤の強化に奔走した日本人銀行員がいた。本書では、海外経験がほぼ皆無なのにも関わらず突如ミャンマーに赴任することになった元銀行員が、同国の中小企業のための信用保証制度をゼロから作り上げるなどの現地での奮闘ぶりを自ら描く。著者の泉賢一氏は、三井住友銀行に勤務していた2013年、それまで日本国内勤務であったが突如、ミャンマーの金融政策に関わるミッションを担うことになった。銀行口座を持っている成人が全体の5%しかいなかったミャンマーで泉氏は、法整備も含めて中小企業のための信用保証制度をつくり上げ、その後、住宅ローンの仕組みを構築するために、地場銀行のCOOを務めることになる。著者は現在、住友林業勤務。三井住友銀行の行員としてミャンマー赴任の後、2019年から一般財団法人日本建築センター嘱託職員をへてミャンマー住宅開発インフラ銀行COOを務めた。 |
商品内容
| 要旨 |
二〇一三年、ミャンマーが民主化へと舵を切り始めた頃、英語もミャンマー語も話せないまま、その地に赴任した、四七歳の日本人銀行員がいた。通貨や銀行が信じられていなかったその国の各地をまわり、中小企業のための融資の仕組みをつくったのち、自分以外が全員ミャンマー人の地場銀行のCOOになる―ミャンマー金融を成熟させるために動いた、一銀行員の三一〇五日間の物語。 |
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| 目次 |
第1章 「これから面白くなる」と言われたミャンマーへ |



出版社・メーカーコメント
48歳で初めての海外・ミャンマーに赴任したサラリーマンが、金融制度のない現地で、自ら動いて法整備を進め、現地銀行のCOOになったーー現状に甘んじず学び、交渉し、前線を担うには?