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ホメロスの逆襲 それは西洋の古典か

出版社名 名古屋大学出版会
出版年月 2021年12月
ISBNコード 978-4-8158-1050-4
4-8158-1050-8
税込価格 9,900円
頁数・縦 548,70P 22cm

商品内容

要旨

最古・最大の「西洋古典」とされるホメロス。だが、創造と受容のいずれも西洋の枠組みには収まっていなかった。実際に西方に伝わったものとその行方を明確にする一方、オリエントの神話・宗教からビザンツの年代記やオスマンの歴史書まで探査し、巨大な実像を初めて捉えた画期的労作。

目次

ホメロスは西洋の古典か―古代から現代までの受容をめぐって
第1部 ホメロス詩の知られざる源泉―オリエントと民話(オリエント神話とホメロス―洪水伝承をめぐって
オリエント宗教とホメロス―運命の秤をめぐって ほか)
第2部 ホメロス詩のヴィジョン(ホメロスの時代と叙事詩のヴィジョン―『イリアス』をめぐって
帰国物語の社会的ヴィジョン―『オデュッセイア』をめぐって ほか)
第3部 ホメロス詩のテクスト形成(ホメロスと文字使用
ホメロスと口誦伝統 ほか)
第4部 ホメロスの変容と溶暗(ホメロスからウェルギリウスへ―自由の転換
『イリアス』と『アエネイス』における英雄と死―運命をめぐって ほか)
ホメロスの逆襲

出版社・メーカーコメント

「西/東」を超えて――。最古・最大の「西洋古典」とされるホメロス。だが、創造と受容のいずれも西洋の枠組みには収まっていなかった。実際に西方に伝わったものとその行方を明確にする一方、オリエントの神話・宗教からビザンツの年代記やオスマンの歴史書まで探査し、巨大な実像を初めて捉えた画期的労作。

著者紹介

小川 正廣 (オガワ マサヒロ)  
1951年京都市に生まれる。1979年京都大学大学院文学研究科博士後期課程退学。名古屋大学大学院文学研究科教授などを経て、名古屋大学名誉教授、博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)