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寂聴残された日々

朝日文庫 せ3−5

出版社名 朝日新聞出版
出版年月 2021年12月
ISBNコード 978-4-02-265027-6
4-02-265027-3
税込価格 748円
頁数・縦 242P 15cm

商品内容

要旨

「私の九十過ぎての遺言になっているのかもしれない」―ふと甦る徳島での日々や愛した人への思い、予想だにしなかったコロナ禍での生活、そしていよいよ迫りくる「死」について。著者が亡くなる直前まで書き続けた朝日新聞連載エッセイから、新たに15本を収録。

目次

女流作家の訪れ
続・女流作家の訪れ
防空壕
もう一人の男
春画展に行こう
高橋源一郎とSEALDs
罰か慈味か
幻人横尾忠則さんの幻画展
明日はしれない今日の命を
老いていく被災者たちは〔ほか〕

出版社・メーカーコメント

「生きる楽しみのすべてを犠牲にして、ひたすら書き通した百年ばかりの人世は、一応筋を通したことになろうか」──著者が亡くなる直前まで書きつづけた朝日新聞連載を緊急文庫化。単行本未収録の15本を新たに加えた最後のエッセイ集。

著者紹介

瀬戸内 寂聴 (セトウチ ジャクチョウ)  
1922年徳島県生まれ。小説家、僧侶(天台宗権大僧正)。東京女子大学卒。57年「女子大生・曲愛玲」で新潮同人雑誌賞を受賞し、作家生活に入る。73年に得度し、法名「寂聴」を得る。京都の嵯峨野に「曼陀羅山 寂庵」を開く。女流文学賞、谷崎潤一郎賞、野間文芸賞、泉鏡花文学賞など数多くの文学賞を受賞。2006年には、文化勲章を受章する。21年11月9日、京都市にて逝去。享年99(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)