• 本

日本のマネジメント・バイアウト 機能と成果の実証分析

出版社名 有斐閣
出版年月 2022年1月
ISBNコード 978-4-641-16587-8
4-641-16587-4
税込価格 4,840円
頁数・縦 295P 22cm

商品内容

要旨

経営陣による自社買収というM&A取引のベネフィットは、コストを上回るのか。現代の株式会社制度に対して「上場とは何か」を問いかける、MBOの役割を包括的なデータセットに基づき明らかにする。

目次

日本のMBO―概観と分析視角
第1部 非公開化型MBOの実証分析(株式非公開化の動機―MBOと完全子会社化の比較分析
非公開化型MBOの異質性―動機、買収プレミアム、エグジット
バイアウト・ファンドによるMBO
MBOとパフォーマンス改善
MBOと会計操作―買収ストラクチャーと裁量的発生高
公正性担保措置と少数株主利益)
第2部 ダイベストメント型・事業承継型MBOの実証分析(企業リストラクチャリングのツールとしてのMBO
MBOによる子会社売却と株式市場の評価
オーナーによる株式売却)
MBOと日本企業の今後

著者紹介

川本 真哉 (カワモト シンヤ)  
南山大学経済学部教授、京都大学博士(経済学)。1977年生まれ。京都大学大学院経済学研究科博士後期課程単位取得退学。早稲田大学高等研究所助教、新潟産業大学経済学部専任講師、福井県立大学経済学部准教授、南山大学経済学部准教授を経て、現職。専攻:コーポレート・ガバナンス論、数量経済史。主要著作「MBOはパフォーマンスを改善させたのか:株式非公開化に関する実証分析」(『証券経済学会年報』第55号、2020年、令和3年度証券経済学会・優秀論文賞受賞):『日本の持株会社:解禁20年後の景色』(下谷政弘との共編、有斐閣、2020年、第15回M&Aフォーラム賞奨励賞『RECOF奨励賞』受賞)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)