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土地は誰のものか 人口減少時代の所有と利用

岩波新書 新赤版 1914

出版社名 岩波書店
出版年月 2022年2月
ISBNコード 978-4-00-431914-6
4-00-431914-5
税込価格 990円
頁数・縦 256P 18cm

商品内容

要旨

個人所有から共同利用へ。空き地・空き家問題の解決策とともに考える。

目次

第1章 土地基本法と土地政策(土地商品化とバブル
旧土地基本法―バブルへの対応
新土地基本法―不明土地・空き地・空き家への対応
二つの基本法の考察―近代的土地所有権の限界
土地関連法の整備―空き家法から登記法まで
土地関連法は機能するか)
第2章 日本史の中の土地所有権(土地所有権の変革と「時代の転換」
土地所有権の歴史―古代から江戸時代まで
明治維新と土地所有権の近代化
昭和憲法と戦後の土地所有権)
第3章 外国の土地所有権―都市計画の観点から(都市計画とは
外国の都市計画との比較
日本の参考になる外国の都市計画
相続に関する各国比較
アメリカと日本のランドバンク)
第4章 田園都市論―二一世紀半ばの日本の姿を求めて(都市再生とコンパクトシティ
東日本大震災復興と新都市の建設
国土交通省「国土の長期展望」
ハワードと大平の田園都市
デジタル田園都市
田園都市と「縁」)
第5章 現代総有―土地所有権と利用の新しい形(「商品」から「幸福」へ
資本主義の危機と現代総有の登場
各地で見られる現代総有の展開
体制の変革へ―現代総有の主体)

出版社・メーカーコメント

「太平洋戦争の敗北より深刻」と司馬遼太郎が嘆いた地価高騰・バブルから一転、空き家・空き地の増大へ。生存と生活の基盤である土地はどうなるのか。近年続々と制改定された、土地基本法と相続など関連する個別法を解説するとともに、外国の土地政策も参照し、都市計画との関係や「現代総有」の考え方から解決策を探る。

著者紹介

五十嵐 敬喜 (イガラシ タカヨシ)  
1944年山形県生まれ。法政大学名誉教授、弁護士、元内閣官房参与(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)