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検証政治改革 なぜ劣化を招いたのか

岩波新書 新赤版 1915

出版社名 岩波書店
出版年月 2022年2月
ISBNコード 978-4-00-431915-3
4-00-431915-3
税込価格 990円
頁数・縦 250P 18cm

商品内容

要旨

平成の政治改革の失敗を乗り越え、今こそシン・政治改革を!

目次

序章 短期決戦での自民党勝利―有権者の審判から逃げた衆院選
第1章 平成期の政治改革―狙いは何であったのか
第2章 総裁・首相はどのように強くなったのか―集中する権力と驕り
第3章 自民党の内実はどう変わったのか―派閥の弱体化と物言わぬ議員
第4章 なぜ政権交代は遠のいたのか―野党の分裂と補完勢力
第5章 なぜ国会は軽視されるようになったのか―審議を嫌った政権
第6章 忖度官僚が出現した背景―中立性を失った官僚機構
第7章 メディアはなぜ監視の力を失ったのか―強まる圧力と分断
第8章 断たれる国民との信任関係―有権者の代表と言えるのか
第9章 新・政治改革に向けて―今こそ抜本改革の議論を
終章 まとめ―将来を見据えた議論を

出版社・メーカーコメント

官邸に権力が集中した「一強」政治ゆえの驕り、忖度官僚の出現、進む国会軽視…。平成期の政治改革は当初期待された効果を上げず、権力間のバランスが崩れて、副作用ばかりが目につくようになった。なぜ政治の劣化を招いたのか。ファクトにもとづいて検証、その原因を探り、令和の時代にふさわしい新しい政治改革を提言する。

著者紹介

川上 高志 (カワカミ タカシ)  
1959年生まれ。共同通信社編集局特別編集委員兼論説委員。東京大学法学部卒。1983年共同通信社入社。松山、神戸両支局、仙台支社を経て、1991年から政治部、首相官邸、与党、野党、外務省などを担当。外務省キャップ、官邸キャップを経て2004年政治部次長。論説委員兼編集委員、編集局次長、論説副委員長兼編集委員などを経て、2019年7月から現職。日本記者クラブ企画委員、白鴎大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)