• 本

母の待つ里

出版社名 新潮社
出版年月 2022年1月
ISBNコード 978-4-10-439406-7
4-10-439406-8
税込価格 1,760円
頁数・縦 297P 20cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 母の待つ里

    自分の老いを感じ始めた還暦世代の3人が自らの「ふるさと」を追い求める。
    ふるさとや親への深い思いにじっくりと向き合わせてくれる。そして現代人にとっての真の幸福感とは何かを考えさせられる。これぞ浅田次郎の真骨頂。作者自身が“浅田次郎らしい小説“と語るほどの出来栄えを多くの本読みに堪能してほしい。「遠野物語」の雰囲気を感じる静かで美しい物語りである。

    (2022年4月12日)

商品内容

要旨

家庭も故郷もない還暦世代の3人の男女の元に舞い込んだ“理想のふるさと”への招待。奇妙だけれど魅力的な誘いに半信半疑で向かった先には、かけがえのない“母”との出会いが待っていた。彼らが見出す人生の道しるべとは?あなたを迎えてくれる場所が、ここにある。至高の名作誕生!

著者紹介

浅田 次郎 (アサダ ジロウ)  
1951年東京生まれ。1995年『地下鉄に乗って』で第16回吉川英治文学新人賞を受賞。以降、『鉄道員』で97年に第117回直木賞、2000年『壬生義士伝』で第13回柴田錬三郎賞、06年『お腹召しませ』で第1回中央公論文芸賞・第10回司馬遼太郎賞、08年『中原の虹』で第42回吉川英治文学賞、10年『終わらざる夏』で第64回毎日出版文化賞、16年『帰郷』で第43回大佛次郎賞を受賞するなど数々の文学賞に輝く。また旺盛な執筆活動とその功績により、15年に紫綬褒章を受章、19年に第67回菊池寛賞を受賞している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)