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ゆきあってしあさって 旅書簡集

出版社名 東京創元社
出版年月 2022年1月
ISBNコード 978-4-488-02854-1
4-488-02854-3
税込価格 1,760円
頁数・縦 269P 20cm

商品内容

要旨

三人の作家が架空の土地を旅してまわり、手紙や写真、スケッチを送りあう、幻想旅情リレー書簡集。

目次

暗くて暑い国(高山羽根子)
泥の町(酉島伝法)
飛行機の街(倉田タカシ)
城塞都市(高山羽根子)
未だ泥の町(酉島伝法)
ほふりの村(倉田タカシ)
ショッピングモール(高山羽根子)
墜落の町(酉島伝法)
着水した飛行機(倉田タカシ)
島々の話(高山羽根子)〔ほか〕

出版社・メーカーコメント

「この国にはいわゆる“お金”がありません。貨幣の代わりに踊りを踊ります。」「たぶん、翌朝にはチェックアウトできるでしょう。チェックインをしなかったような気もするので心配ではありますが。」「われわれ乗客は無言で顔を見合わせました。すでに『われわれ』と呼んでさしつかえないような連帯感が生まれていました。」三人の作家が架空の土地を旅してまわり、文章や写真、スケッチを送りあう、幻想旅情リレー書簡集。

著者紹介

高山 羽根子 (タカヤマ ハネコ)  
1975年富山県生まれ。多摩美術大学卒。2010年、「うどん キツネつきの」が第1回創元SF短編賞佳作となる(同年『原色の想像力』に収録)。14年、短編集『うどん キツネつきの』で書籍デビュー。16年、「太陽の側の島」で第2回林芙美子文学賞を受賞。19年、「居た場所」で第160回芥川賞候補、「カム・ギャザー・ラウンド・ピープル」で第161回芥川賞候補となり、20年、「首里の馬」で第163回芥川賞を受賞する。著作多数
酉島 伝法 (トリジマ デンポウ)  
1970年大阪府生まれ。2011年、「皆勤の徒」で第2回創元SF短編賞を受賞(同年『結晶銀河』に収録)。13年、連作短編集『皆勤の徒』で書籍デビュー。同書は『SFが読みたい!2014年版』のベストSF2013国内篇で第一位となり、第34回日本SF大賞を受賞したほか、15年に“本の雑誌が選ぶ21世紀のSFベスト100”で第一位、『SFが読みたい!2020年版』の“2010年代SFベスト”でも第一位となった。19年刊行の第一長編『宿借りの星』でも第40回日本SF大賞を受賞。20年刊行の短編集『オクトローグ』は『SFが読みたい!2021年版』のベストSF2020年国内篇で第一位となる
倉田 タカシ (クラタ タカシ)  
1971年埼玉県生まれ。2010年、「夕暮にゆうくりなき声満ちて風」が『NOVA2』に収録されてデビュー。13年に「わたしたちのこれからと、エアロック」が第4回創元SF短編賞の最終候補となる。14年に第2回ハヤカワSFコンテストに投じた『母になる、石の礫で』が最終候補となり、15年に長編単行本として刊行され書籍デビューした。18年刊の『うなぎばか』で第1回細谷正充賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)