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アセンブリ 新たな民主主義の編成

出版社名 岩波書店
出版年月 2022年2月
ISBNコード 978-4-00-061518-1
4-00-061518-1
税込価格 4,950円
頁数・縦 457,8P 22cm

商品内容

要旨

「アラブの春」から始まった街頭の抗議は世界各地へ拡大し、民主主義を再び活性化させた。だが、多くの国で運動は終焉し、状況は以前より悪化している。社会変革への力をより強め、持続的なものにするためには、自由な参加と組織化された運動の両立が求められる。「いまこそ、互いを見つけだし、集合=合会すべきときだ」。新自由主義の最新局面を精緻な分析とともに、ネグリ=ハートの情熱がマルチチュードの力能を鼓舞し、来たるべき変革への参加を誘う。

目次

第1部 指導という問題(指導者はどこへ行った
ケンタウロスの戦略と戦術 ほか)
第2部 社会的生産(いかにして所有を“共”へと開くか
われら機械状主体 ほか)
第3部 金融の指令と新自由主義のガバナンス(金融は社会的価値を捕獲する
貨幣は社会関係を制度化する ほか)
第4部 新しい“君主”(政治的リアリズム
不可能な改革主義 ほか)

出版社・メーカーコメント

マルチチュードよ、自らの民主主義のための起業家となれ! 抑圧や専制に抵抗するだけでなく、真に自由で公正な社会を築くための集合=集会(アセンブリ)とは。金融資本の台頭による〈共〉の搾取と、広場を占拠する新たな運動の拡大??時代のうねりを受け止め、解放へのヴィジョンを描き出す。ネグリ=ハートの到達点。

著者紹介

ネグリ,アントニオ (ネグリ,アントニオ)   Negri,Antonio
1933年生まれ。イタリアのマルクス主義社会学者、政治学者、活動家。元パドヴァ大学社会科学研究所教授。1970年代にアウトノミア運動の中心人物として活躍するが、79年にテロへの関与の嫌疑で逮捕・投獄される。83年にフランスへ亡命、研究・執筆活動を続けた後、97年に自主的に帰国、再収監される。2003年に釈放
ハート,マイケル (ハート,マイケル)   Hardt,Michael
1960年生まれ。アメリカの政治哲学者、比較文学者。デューク大学文学部教授。パリ第8大学で亡命中のネグリに師事、1991年に『野生のアノマリー』を英訳する。上記のネグリとの共同作業のほか、『ドゥルーズの哲学』(法政大学出版局、1996年、新装版2003年)が邦訳されている
水嶋 一憲 (ミズシマ カズノリ)  
1960年生まれ。大阪産業大学経済学部教授。専攻はメディア文化研究、社会思想史
佐藤 嘉幸 (サトウ ヨシユキ)  
1971年生まれ。筑波大学人文社会系准教授。専攻は哲学思想史
箱田 徹 (ハコダ テツ)  
1976年生まれ。天理大学人間学部准教授。専攻は思想史、現代社会論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)