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漢字の音 中国から日本、古代から現代へ

東方選書 57

出版社名 東方書店
出版年月 2022年1月
ISBNコード 978-4-497-22201-5
4-497-22201-2
税込価格 2,640円
頁数・縦 239P 19cm

商品内容

要旨

中国からアジアの各地に伝来した漢字。漢字が表す音は各地の言語に溶け込んで変化していった。日本ではさらに、伝来した時代によって呉音・漢音があり、誤って読まれた慣用音などの音もあるが、その違いはどのように生まれたのだろうか。本書は著者の字形、中国古代音の知識の蓄積を基礎に、形声文字の音を表すパーツから漢字の音(音読み)の秘密を解き明かす、本邦初、世界初の試み。巻末には形声文字以外も含むそれぞれの成り立ちも収録した教育漢字索引を付す。

目次

序章 漢語の歴史と日本の音読み
第1章 形声文字と音符
第2章 形声文字の字形と発音
第3章 声母の変化
第4章 韻母の変化
第5章 音節全体の変化
附論1 漢字の発音と意味の関係性
附論2 複声母説について
附論3 中国古代の韻母と上古音の成り立ち

著者紹介

落合 淳思 (オチアイ アツシ)  
1974年愛知県生まれ。立命館大学大学院文学研究科史学専攻修了。博士(文学)。現在、立命館大学白川静記念東洋文字文化研究所客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)