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薬の現象学 存在・認識・情動・生活をめぐる薬学との接点

出版社名 丸善出版
出版年月 2022年1月
ISBNコード 978-4-621-30690-1
4-621-30690-1
税込価格 3,300円
頁数・縦 193P 21cm

商品内容

要旨

「薬を飲む」とは、「薬が効く」とはどういうことなのか。薬剤師として、気鋭のEBM研究者として、薬の社会教育者として突き詰めてきた「薬と生活」「薬と効果」をめぐる科学哲学。エビデンスをふまえつつ薬に関する非科学的・非合理的な側面を言語化し、根源的な問いについて思索する存在・認識・情動・生活の珠玉のエッセイ。

目次

1部 存在―夜空には何が「ある」のか(薬に効果が「ある」といったときの「ある」について
薬剤効果の感覚質 ほか)
2部 認識―解釈に対する眼差し、あるいは正当性の論理(情報が表しているもの
メディアとバイアスとスピン ほか)
3部 情動―臨床をめぐる中動態(薬を飲まない・飲めない問題
生活の中の依存と医療 ほか)
4部 生活―医療と暮らしのはざまで(日常と非日常をめぐる変化の中で
淡い西陽が差し込む午後の病棟で ほか)

著者紹介

青島 周一 (アオシマ シュウイチ)  
医療法人社団徳仁会中野病院薬剤師。2004年城西大学薬学部卒業。保険薬局勤務を経て2012年より現職。特定非営利活動法人アヘッドマップ共同代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)