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ドイツ憲法の道程

出版社名 慶應義塾大学出版会
出版年月 2022年2月
ISBNコード 978-4-7664-2796-7
4-7664-2796-3
税込価格 7,700円
頁数・縦 347P 22cm

商品内容

要旨

ドイツ憲法はどのような道筋で発展してきたのか?何が今日の発展へと導いたのか、いかなる要素が現在を特徴づけているのか。憲法裁判権、基本権解釈、公法の発展の文脈に切り込む。『憲法の優位』に続く至高の論文集。

目次

1 序論(立憲国家の諸要素
公法の二つの段階)
2 ドイツにおける憲法裁判権の発展(偉大な判決―マーベリー対マディソン事件、リュート事件、コスタ対エネル事件
創設期の連邦憲法裁判所―制度と判例の発展史)
3 ドイツにおける基本権解釈の発展(国際比較の中の基本権の客観法的次元
比例原則―出発点の事情と今日における諸問題)
4 ドイツ公法の発展の道(ワイマール憲法―十分な民主主義者なき民主制
法における発展の道
欧州化と国際化に直面する国家憲法の役割)
5 文脈の中の憲法(憲法の規範力―歴史的文脈の中で見たコンラート・ヘッセの就任記念講義
憲法の規範性と実効性)

出版社・メーカーコメント

昨今のドイツでは、環境の変化に伴い憲法・法律のあり方が改めて考察され始めている。EUへの参入や国際関係の変化といった外的要因によって、憲法はどのようなものとして把握されるのか? 現在に至るまでのドイツ憲法の変化と発展、そしてドイツ憲法の変わらない根本性について取り扱う。

著者紹介

ヴァール,ライナー (ヴァール,ライナー)   Wahl,Rainer
1941年生まれ。1969年にハイデルベルク大学より法学博士号、1976年にビーレフェルト大学より教授資格を授与される。ボン大学教授を経て、1978年より2006年までフライブルク大学公法学講座教授。1998年より99年までベルリン高等研究所(Wissenschaftskolleg zu Berlin)研究員を兼務。1998年以降、日独憲法学シンポジウムをドイツ側代表者として定期的に主催
小山 剛 (コヤマ ゴウ)  
慶応義塾大学法学部教授
石塚 壮太郎 (イシズカ ソウタロウ)  
日本大学法学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)