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鉄道趣味人の世界 ゆりかごから墓場まで

交通新聞社新書 159

出版社名 交通新聞社
出版年月 2022年2月
ISBNコード 978-4-330-01022-9
4-330-01022-4
税込価格 990円
頁数・縦 239P 18cm

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要旨

日本人の趣味の「王道」の一つに、鉄道趣味が挙げられる。その歴史は古く、明治時代に遡るとする説もある。今では鉄ちゃん、乗り鉄、撮り鉄といった言葉も一般に浸透し、その趣味人口には老若男女が含まれる。鉄道趣味のように特定の対象にハマることで他人とは違うものの見方が獲得できるのかもしれない。本書では、資料や体験談などをもとに、歴史や魅力、最新の傾向など、日本における鉄道趣味の全体像を明らかにしている。鉄道趣味の始まりは、1902(明治35)年から制作された鉄道写真「岩崎・渡邊コレクション」とする考え方が有力で、1987年の国鉄分割民営化を境に、インターネットの普及も相まってそのあり方が変わっていったのだという。だが、「未知との出会い」といったその魅力はいつの時代も変わっていないようだ。著者は鉄道ライター、カメラマン。日本大学藝術学部写真学科卒業後、出版社勤務を経て独立。主な著書に交通新聞社新書『大人の鉄道趣味入門』などがある。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2022年3月29日]

商品内容

要旨

「撮り鉄」は、すでに明治時代に存在した…。「乗り鉄」「撮り鉄」など、最近でこそよく聞くようになった鉄道趣味、実は長い歴史と裾野の広い嗜み方がある。これまで、あまり語られなかった鉄道趣味人の全体像を、残された史料や多くの体験談をもとに体系化。鉄道を愛する人がいたからゆえ残った貴重な車両や史跡があった?鉄道を好きになる人生の共通項目とは?全ての鉄道趣味人にいつか訪れる人生の終活とは?鉄道趣味人たちの様々な生き方を通して、厳しい時代の生き方やビジネスのヒントが見えてくる。

目次

第1章 鉄道趣味の歴史(新橋〜横浜間開通30年後の鉄道趣味人
雑誌に見る戦前戦中の鉄道趣味模様 ほか)
第2章 鉄道趣味人たちの生き方(鉄道が好きになる条件
鉄道は恋人であり、遊び相手でもある ほか)
第3章 学習の場の鉄道趣味―鉄道研究会の存在(高校の鉄道研究部は今―神奈川県立高校の顧問に訊く
大学鉄研と私(昭和の大学鉄研の記憶)(佐藤利生) ほか)
第4章 鉄道趣味の今(「乗り鉄」の原点・鉄道旅
乗ることが目的のキャンペーンと切符 ほか)
第5章 鉄道趣味人の終活(そもそも終活って何だろう?
価値を伝える情熱と知識 ほか)

著者紹介

池口 英司 (イケグチ エイジ)  
1956(昭和31)年東京生まれ。鉄道ライター、カメラマン。日本大学藝術学部写真学科卒業後、出版社勤務を経て独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)