• 本

環境正義 平等とデモクラシーの倫理学

出版社名 勁草書房
出版年月 2022年2月
ISBNコード 978-4-326-10299-0
4-326-10299-3
税込価格 6,050円
頁数・縦 353,97P 22cm

商品内容

目次

第1章 序論
第2章 分配の正義、参加の正義、当座の政治的平等の原則
第3章 アパラチア地方の人々、土地へのアクセス、手続き的正義
第4章 アフリカ系アメリカ人、現地不承諾土地利用、自由なインフォームド・コンセント
第5章 公平性と将来世代に対する義務―ユッカマウンテンの事例
第6章 先住民の人々とパターナリズムの問題
第7章 リスクのある労働環境、ダブルスタンダード、正当な補償
第8章 途上国、保護の平等性、道徳的英雄主義の限界
第9章 行動を起こすこと―環境不正義に対する公衆の責任

出版社・メーカーコメント

環境に関する社会的公平性を問う「環境正義」の基本文献。様々な事例を通じ、環境をめぐる不平等を是正するための理論と実践を示す。原子力問題やリスクの研究で大きな業績を残しているシュレーダー=フレチェットの主著の一つ。環境正義について、平等、財産権、手続き的正義、インフォームドコンセント、世代間の公平、正当な補償といった概念を事例を通して説明し、環境をめぐる不平等を是正するための理論と実践を示す。環境正義を論じる際の必読文献である。【原著】Kristin Shrader−Frechette, Environmental Justice: Creating Equality, Reclaiming Democracy(Oxford University Press, 2002)

著者紹介

シュレーダー=フレチェット,クリスティン (シュレーダーフレチェット,クリスティン)   Shrader‐Frechett,Kristin
ノートルダム大学生物科学部および哲学部教授。長年にわたり科学技術(とりわけ原子力)のリスク評価について科学哲学と倫理学の観点から研究している。環境倫理学においては「世代間の公平性」や「環境正義」の研究で知られる
奥田 太郎 (オクダ タロウ)  
京都大学大学院文学研究科博士後期課程指導認定退学。博士(文学)。現在、南山大学社会倫理研究所教授
寺本 剛 (テラモト ツヨシ)  
中央大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(哲学)。現在、中央大学理工学部准教授
吉永 明弘 (ヨシナガ アキヒロ)  
千葉大学大学院社会文化科学研究科修了。博士(学術)。現在、法政大学人間環境学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)