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鎌倉幕府はなぜ滅びたのか

歴史文化ライブラリー 543

出版社名 吉川弘文館
出版年月 2022年3月
ISBNコード 978-4-642-05943-5
4-642-05943-1
税込価格 1,980円
頁数・縦 242P 19cm

商品内容

要旨

窮乏する御家人、旧式化した騎馬武者の合戦、悪党の活動、分裂した王家…。さまざまな矛盾によって幕府政権がゆらぐなか、後醍醐天皇による討幕運動が起きた。鎌倉末期十年の政治と合戦を詳述し、幕府滅亡の理由を問う。

目次

鎌倉幕府の何が問題だったのか―プロローグ
静かなる鎌倉の政治(北条高時政権の成立
北条高時政権の抱えた問題)
京都の状勢(延慶の山門嗷訴
後醍醐天皇がもたらした両統送立の混乱
鎌倉幕府を弱体化させら悪党追補)
動乱の時代の幕開け(正中の変
それぞれの後継者問題)
後醍醐天皇の討幕運動(元弘合戦勃発
楠合戦
六波羅探題の判断ミス
六波羅探題滅亡)
鎌倉合戦(坂東武者と坂東武者の激突
鎌倉における決戦)
鎌倉幕府滅亡後のものがたり―エピローグ

出版社・メーカーコメント

元王朝との戦時体制の常態化に伴い窮乏する御家人、騎馬武者による合戦の旧式化、社会を揺さぶる悪党の活動、分裂した王家…。鎌倉時代末期、幕府を揺るがす大きな社会変動、後醍醐天皇による討幕運動が起きた。正中の変からの十年間の政治と合戦を詳述。さまざまな混乱の責任を背負わされた幕府の苦悩を読み解き、滅亡にいたる歴史を描き出す。

著者紹介

永井 晋 (ナガイ ススム)  
1959年、群馬県に生まれる。1986年、國學院大学大学院博士課程後期中退。2008年、國學院大学博士(歴史学)。神奈川県立金沢文庫主任学芸員、神奈川県立歴史博物館企画普及課長を経て、関東学院大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)