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子ども・若者ケアラーの声からはじまる ヤングケアラー支援の課題

出版社名 クリエイツかもがわ
出版年月 2022年3月
ISBNコード 978-4-86342-325-1
4-86342-325-X
税込価格 2,200円
頁数・縦 243P 21cm

商品内容

要旨

どのような子ども・若者が、どのようなケアをしているのか、私たちはあまりにも知らない。事例検討会で明らかになった、子ども・若者ケアラーによる生きた経験の多様性。その価値と知られざる困難とは何か。ケアラーが生きやすい社会への転換の方向性を、当事者の声から考察する。

目次

第1部 子ども・若者ケアラーを取り巻く現状と課題(子ども・若者ケアラー支援の課題―“ケアラー”支援と“子ども・若者”支援との接合
日本における実態調査からみた子ども・若者ケアラーの全体像
障害児者のきょうだいのおかれた状況
子ども・若者ケアラーをめぐる京都市ユースサービス協会の取り組み
「コラム」子ども・若者ケアラーにまつわる様々な“座りの悪さ”について
「コラム」京都市ユースサービス協会でのつどい)
第2部 こうしてケアがはじまった(「私」を受け入れてくれる場所を探して
いま、自分と向き合う時―2020年春、「ニコイチ」だった母から離れて
大変だった、それでもかけがえのない私のケア経験)
第3部 ケアをする/しない(ケアより自分の人生を優先した子ども・若者ケアラー
自分で選ぶ、暮らしをつくる)

著者紹介

斎藤 真緒 (サイトウ マオ)  
立命館大学産業社会学部教授。専門は家族社会学。思春期保健相談士。「男性介護者と支援者の全国ネットワーク」運営委員。(公財)京都市ユースサービス協会の「子ども・若者ケアラー事例検討会」事業(2017年3月〜2022年2月予定)の発起人。「子ども・若者ケアラーの声を届けようプロジェクト(YCARP;Young Carers Action Research Project)」(2021年9月〜)発起人
濱島 淑恵 (ハマシマ ヨシエ)  
大阪歯科大学医療保健学部教授。専門は高齢社会における介護、家族、ワークライフバランスなど。2019年、ヤングケアラーたちの集い「ふうせんの会」を立ち上げる。2021年度は厚生労働省の全国調査の研究班委員長のほか、神戸市こども・若者ケアラー支援アドバイザー、大阪市ヤングケアラーPTメンバー、兵庫県ケアラー支援に関する検討委員会座長を務めている
松本 理沙 (マツモト リサ)  
同志社大学大学院社会学研究科社会福祉学専攻博士課程(後期課程)満期退学。博士(社会福祉学)。同志社大学社会学部社会福祉学科実習助手ほかを経て、北陸学院大学人間総合学部子ども教育学科講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)