• 本

禁断の植物園

出版社名 山と溪谷社
出版年月 2022年3月
ISBNコード 978-4-635-81020-3
4-635-81020-8
税込価格 1,760円
頁数・縦 221P 16cm

商品内容

要旨

危険なほど、美しい。人間の欲望を満たし、時にその闇へ陥れる、麻薬や有毒植物、薬用植物36種を紹介。

目次

第1章 誘惑のアーケード(アヘン・モルヒネ・ヘロインを人類に与えた ケシ
大麻の世界へ手招く緑の葉 アサ ほか)
第2章 秘密の薬草畑(美しい瞳を手に入れる目薬 ベラドンナ
興奮のあまり走り回る ハシリドコロ ほか)
第3章 死のプロムナード(美しき毒花姉妹
致死量一グラムの死の頭巾 トリカブト ほか)
第4章 謎めいた花園(清純な姿に秘められた素顔 スズラン
殺された弟の血が滴る オトギリソウ ほか)

出版社・メーカーコメント

危険なほど、美しい――。人間の欲望を満たし、時にその闇へ陥れる、麻薬や有毒植物、薬用植物36種を紹介。その恐ろしい作用や、現代薬への応用、人間との歴史的な関わり、ミステリアスな逸話を、美しい挿絵とともに収録する。  ---昔から「きれいな薔薇には棘がある」とか、「きれいな花には毒がある」などといわれるように、どこか危なっかしい植物には美しい花をつけるものが多いのも事実です。そうした植物に満ちた場所が、この禁断の植物園なのです。やはり少々、危なっかしい植物ばかりの植物園といえるかもしれませんね。 お断りしておきますが、私(園長であり著者)はそれらの植物の使用をいたずらに推奨するものではありません。近づいてはいけないものや危険なもの、使用には専門家の指導が必要なものなどについては、正しい付き合い方をはっきりと指摘させていただきます。また、この植物園は、この世にある危なっかしい植物を網羅しているわけでもありません。あくまでも園長の興味をそそる植物たちを集めています。……禁断の植物園のプロムナードへどうぞ。開門します。(禁断の植物園へようこそ より)---  ■著者について 船山 信次(ふなやま・しんじ)   1951年仙台市生まれ。 東北大学薬学部卒業、同大学大学院薬学研究科博士課程修了。薬剤師・薬学博士。 現在、日本薬科大学特任教授。Pharmaceutical Biology (USA) 前副編集長。 日本薬史学会常任理事。薬・毒に関する著書を多数執筆し、TV番組やラジオにも出演。 『毒と薬の世界史』(中央公論新社)、『毒 青酸カリからギンナンまで』(PHP研究所)、『毒が変えた天平時代:藤原氏とかぐや姫の謎』(原書房)など著書多数。

著者紹介

船山 信次 (フナヤマ シンジ)  
1951年宮城県仙台市生まれ。東北大学薬学部卒業、同大学大学院薬学研究科博士課程修了。薬剤師・薬学博士。天然物化学・薬用植物学・薬史学専攻。イリノイ大学薬学部博士研究員、北里研究所微生物薬品化学部室長補佐、東北大学薬学部助手〜専任講師、青森大学工学部助教授〜教授、弘前大学客員教授(兼任)、日本薬科大学教授(図書館長)などを経て、日本薬科大学特任教授、日本薬科大学薬用植物園園長、日本薬科大学漢方資料館館長、日本薬史学会常任理事など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)