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中世都市奈良の考古学的研究

出版社名 吉川弘文館
出版年月 2022年3月
ISBNコード 978-4-642-09362-0
4-642-09362-1
税込価格 13,200円
頁数・縦 220P 27cm

商品内容

要旨

著名な歴史都市、奈良の中世についての研究は、これまで寺院史料を中心に行われてきたが、近年調査が進んだ考古資料を活用し、俯瞰的にその歴史を再現することを目指す。古代都市から中世都市への変化、都市の商工業・葬送空間の変遷など、発掘成果をもとに新たな「中世都市奈良」の姿を描き出すとともに、日本中世宗教都市の実像を解明する。

目次

中世都市奈良研究の課題と本書の目的
第1部 中世都市奈良の成立(古代都市平城京における外京の位置づけとその実態
長岡京遷都後の平城京と中世都市への萌芽
中世都市奈良の成立 ほか)
第2部 中世都市奈良の諸相(都市空間の変化と機能分化
中世都市奈良における葬送空間の変遷
日本中世都市における葬送地と奈良の特質 ほか)
第3部 中世都市から近世都市へ(元興寺旧境内主要伽藍域の変遷と中世都市奈良の終焉
都市奈良から見た多聞城と松永政権
来迎寺墓地墓標と近世的葬送空間の成立 ほか)
日本中世都市における奈良

著者紹介

佐藤 亜聖 (サトウ アセイ)  
1972年奈良県に生まれる。1999年奈良大学大学院文学研究科博士前期課程修了。公益財団法人元興寺文化財研究所総括研究員を経て、滋賀県立大学人間文化学部教授、博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)