• 本

戦後期日本の英語教育とアメリカ 新制中学校の外国語科の成立

出版社名 大修館書店
出版年月 2022年3月
ISBNコード 978-4-469-24653-7
4-469-24653-0
税込価格 4,180円
頁数・縦 261P 22cm

商品内容

要旨

わたしたちは、なぜ英語を学ぶことになったのだろうか?文部省、戦後占領期に指導したGHQ、講和後にアプローチしたロックフェラー財団。戦後教育改革の象徴である新制中学校外国語科の背景にある、米国の対日英語教育構想と日本の外国語教育への関与を、初出の米国側史料などに基づいて詳らかにする。

目次

新制中学校と外国語科―問題関心および分析視角
第1編 戦前・戦中期 アメリカ対日英語教育構想の起源(戦前期日本における英語教育の状況―アメリカ対日英語教育政策を読み解く視点
20世紀前半の「簡易英語」策の潮流―占領期におけるアメリカ対日英語教育政策の歴史的基盤
アメリカ対日英語教育政策の形成―「日本人の再方向づけ政策」として)
第2編 占領期 GHQと文部省による英語教育改革(新制中学校への外国語科の導入―義務教育としての「英語教育」の出発点
『学習指導要領 英語編(試案)』の作成―文部省図書監修官宍戸良平の働きに焦点を当てて
新制中学校用英語教科書Let’s Learn Englishの編纂―ベイシック・イングリッシュ導入の試みと見送り ほか)
第3編 講和後 「民間」によるアプローチ(1954年におけるアメリカ対日英語教育実態調査―占領政策の補完
講和後におけるアメリカ対日英語教育振興策の本質―アメリカ側の日本への欲求)
アメリカの対日英語教育政策から何を学ぶのか

著者紹介

広川 由子 (ヒロカワ ヨシコ)  
千葉県立保健医療大学准教授、博士(教育学)。専門は教育学・教育史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)