おしゃべりな部屋
出版社名 | 中央公論新社 |
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出版年月 | 2022年3月 |
ISBNコード |
978-4-12-005510-2
(4-12-005510-8) |
税込価格 | 1,760円 |
頁数・縦 | 218P 20cm |
商品内容
要旨 |
わたしにはモノの声が聴こえる―ミコは、依頼された家の“片づけ”を手伝う仕事をしている。服を手放せない主婦、本を捨てられない新聞記者、なんでも溜め込んでしまう夫婦、好きなものが見つけられない少女、死の間際に片づけを決意する老婦人…。部屋の数だけ、そこに暮らす人と、おしゃべりなモノたちとの思い出がある。近藤麻理恵が片づけてきた1000以上の部屋にまつわる実話を基に、川村元気が紡ぐ7つの部屋の物語。 |
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出版社・メーカーコメント
近藤麻理恵が片づけてきた1000以上の部屋にまつわる実話を基に、川村元気が紡ぐ7つの部屋の物語。気鋭の絵本作家・大桃洋祐のカラーイラストを40点以上収載。読売新聞連載時から話題沸騰の小説がついに単行本化!わたし、橙木ミコには、誰にも言えない秘密がある。部屋にある、モノの声が聞こえてしまうのだ。服や靴、本や家具がみな、話しかけてくる。わたしは、依頼された家の“片づけ”を手伝う仕事をしている。今、わたしの隣にいる片づけの相棒はボクス。おしゃべりな小箱だ。どうして、片づけが仕事になったのか? どうやって、モノの声が聞こえるのか?そもそも小箱が相棒って、どういうこと?きっとあなたは不思議に思うだろう。けれども、これはどれも本当の話。わたしが片づけてきた部屋は、千を超えた。服を手放せない主婦、本を捨てられない新聞記者、なんでも溜め込んでしまう夫婦、好きなものが見つけられない少女、死の間際に片づけを決意する老婦人……。部屋の数だけ、そこに暮らす人と、おしゃべりなモノたちとの思い出がある。今からすこしだけ、その話を聞いてもらえたらと思う。これはわたしが実際に体験した、すこし不思議な七つの部屋にまつわる物語だ。