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天皇・皇室制度の研究 天皇制国家形成期の法と政治

慶應義塾大学法学研究会叢書 93

出版社名 慶應義塾大学法学研究会
出版年月 2022年3月
ISBNコード 978-4-7664-2811-7
4-7664-2811-0
税込価格 9,350円
頁数・縦 478,76P 22cm

商品内容

目次

第1部 天皇制国家の形成と皇位継承法(皇位継承法の形成と女帝の役割
明治皇室典範の制定過程と柳原前光
現行皇室典範の制定と矛盾の内包)
第2部 天皇制国家の形成と皇室制度(律令国家の成立と皇位継承
明治皇室制度の形成と天皇統治論
皇室財産制度と宮中・府中関係)
第3部 天皇制国家形成期の地方巡幸と宮中(天皇制国家の形成と六大巡幸の機能
地方巡幸の制度化と宮中勢力
明治国家形成期の宮中と府中)
補論(皇室典範制定過程の再検討
皇位継承の歴史と皇統の危機)

出版社・メーカーコメント

天皇制国家の形成はそれに先立つ時代の封建的・地方分権的国家体制を大きく再編する一大事業であり、日本史上、古代と近代で2度行われた。律令国家と明治国家それぞれの形成期の中央集権化に対し、天皇や皇室そして宮中が国家や民衆・国民を統合する重要な政治的機能を果たしてきたことを、政治学・法制史・歴史学的観点から分析・考察を行う。

著者紹介

笠原 英彦 (カサハラ ヒデヒコ)  
慶應義塾大学法学部教授、法学博士。1956年東京生まれ。1980年慶應義塾大学法学部政治学科卒業、1985年同大学大学院法学研究科政治学専攻博士課程単位取得退学。1985年慶應義塾大学法学部専任講師、1989年同助教授、1993年同教授。この間、1988年〜89年、2000年〜01年米国スタンフォード大学フーバー研究所訪問研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)