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新・ラグジュアリー 文化が生み出す経済10の講義

出版社名 クロスメディア・パブリッシング
出版年月 2022年4月
ISBNコード 978-4-295-40663-1
4-295-40663-5
税込価格 2,068円
頁数・縦 319P 19cm

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要旨

日本語では「ぜいたくな高級品」と解釈される「ラグジュアリー(luxury)」。エルメスやルイ・ヴィトンといった高級ブランドを思い浮かべる人も多いだろう。だが近年、世界ではそういった従来のイメージとは異なる、新しいラグジュアリーの概念が浸透しつつあるという。では、実際にどう変わってきているのだろうか。本書では、ラグジュアリーをめぐる新しい世界の潮流、国内外のラグジュアリースタートアップや既存のラグジュアリーブランドの動きなどを、さまざまな切り口で紹介。時代に求められる「新しい価値」を生み出すラグジュアリーの本質を深く考察するとともに、欧州などさまざまな地域の大学で行われている「ラグジュアリーマネジメント」の教育についても詳説している。新しいラグジュアリーとは、富裕層が自らを飾るためのものではなく、文化に基づき、あらゆる人々の生活や考え方、そして社会そのものを変えていくソーシャルイノベーションのひとつなのだという。著者の安西洋之氏はモバイルクルーズ株式会社代表取締役/De-Tales Ltd.ディレクターであり、東京とミラノを拠点とした「ビジネス+文化」のデザイナー。著書に『メイド・イン・イタリーはなぜ強いのか』(晶文社)、共著に『デザインの次に来るもの』(クロスメディア・パブリッシング)などがある。中野香織氏は著述家、株式会社Kaori Nakano代表取締役。英国文化を起点とし、ダンディズム史、ファッション史、モード事情、ラグジュアリー領域へと研究範囲を広げてきた。『「イノベーター」で読むアパレル全史』(日本実業出版社)など著書多数。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2022年7月15日]

商品内容

要旨

いま人を動かすのは「テクノロジー」ではなく、「人文知」だ。2030年までの世界を読み解く新しい方程式。

目次

第1講 「新しいラグジュアリー」の時代は静かに始まっている
第2講 「旧型」のラグジュアリー
第3講 新しいラグジュアリーと「意味の創造」
第4講 ラグジュアリーとロマン主義
第5講 日本のラグジュアリー
鼎談 最先端から見える「ラグジュアリー」の向かう場所
第6講 「ラグジュアリーマネジメント」が教えるもの
第7講 文化盗用―文化的な植民地からの解放
第8講 「アート」が持つ意味
第9講 サステナビリティをラグジュアリーから見る
第10講 もうひとつのあり方、もうひとつの視点

著者紹介

安西 洋之 (アンザイ ヒロユキ)  
モバイルクルーズ株式会社代表取締役/De‐Tales Ltd.ディレクター。東京とミラノを拠点とした「ビジネス+文化」のデザイナー。欧州とアジアの企業間提携の提案、商品企画や販売戦略等に多数参画してきた。デザイン分野との関わりも深い。2017年、ロベルト・ベルガンティ『突破するデザイン』(日経BP)を監修して以降、「意味のイノベーション」のエヴァンジェリストとして活動する中で、現在はソーシャル・イノベーションの観点からラグジュアリーの新しい意味を探索中。またデザイン文化についてもリサーチ中である
中野 香織 (ナカノ カオリ)  
著述家/株式会社Kaori Nakano代表取締役。イギリス文化を起点とし、ダンディズム史、ファッション史、モード事情、ラグジュアリー領域へと研究範囲を広げてきた。日本経済新聞など数媒体で連載を持つほか、企業のアドバイザーを務める。著書多数。東京大学大学院博士課程単位取得満期退学。英ケンブリッジ大学客員研究員、明治大学特任教授、昭和女子大学客員教授などを務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)