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スタッフロール

出版社名 文藝春秋
出版年月 2022年4月
ISBNコード 978-4-16-391518-0
4-16-391518-4
税込価格 1,870円
頁数・縦 469P 19cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • スタッフロール

    7月20日の直木賞選考会ではもっとも注目されるであろう「スタッフロール」。映画の特殊効果に魅せられたクリエイターの物語。戦後の映画ハリウッドの世界に生きた特殊造形師、現代のロンドンで最先端のCGクリエイターとして生き貫く二人の思いは、時をこえて映画への情熱でつながっていた。膨大な文献や聞き取りに裏づけられた展開に引き込まれていく。直木賞作家に最も近い作家の一人ではないだろうか。

    (2022年5月8日)

商品内容

要旨

戦後ハリウッドの映画界でもがき、爪痕を残そうと奮闘した特殊造形師・マチルダ。脚光を浴びながら、自身の才能を信じ切れず葛藤する、現代ロンドンのCGクリエイター・ヴィヴィアン。CGの嵐が吹き荒れるなか、映画に魅せられた2人の魂が、時を越えて共鳴する。特殊効果の“魔法”によって、“夢”を生み出すことに人生を賭した2人の女性クリエイター。その愛と真実の物語。

著者紹介

深緑 野分 (フカミドリ ノワキ)  
1983年神奈川県生まれ。2010年「オーブランの少女」でミステリーズ!新人賞佳作に入選。13年に入選作を表題作とした短編集でデビュー。18年刊行の『ベルリンは晴れているか』はTwitter文学賞国内編第1位、本屋大賞ノミネート、直木賞候補となるなど大きな話題に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)