危機の外交 岡本行夫自伝
出版社名 | 新潮社 |
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出版年月 | 2022年4月 |
ISBNコード |
978-4-10-354561-3
(4-10-354561-5) |
税込価格 | 2,420円 |
頁数・縦 | 477P 20cm |
書籍ダイジェスト配信サービス SERENDIP 厳選書籍 要旨 2020年4月24日、日米同盟を軸とした日本外交に卓越した業績を残した元外交官がこの世を去った。岡本行夫氏、74歳。新型コロナウイルス感染症による急逝だった。外務官僚としてだけでなく、内閣官房参与、首相補佐官として政権を支えつつ、湾岸、アフガン、イラク、沖縄など難しい外交の最前線に立ち続けた。本書は、岡本行夫氏が生前書き遺した自伝。両親の戦争体験や自らの生い立ちから始まり、外交官としてのさまざまな現場での活躍、その時々の国際情勢や日本外交のあり方など幅広く語り尽くしている。とりわけ9.11後のアフガニスタン侵攻やその後のイラク戦争における、日本の国際貢献や復興支援にあたっては八面六臂の活躍を見せた。その姿勢は一貫して、日本の安全保障のための日米関係のあるべき姿を追求するものであった。著者である岡本行夫氏は、1968年に外務省入省。1991年に退官し、岡本アソシエイツを設立した。橋本内閣、小泉内閣と2度にわたり首相補佐官を務め、外務省と首相官邸で湾岸戦争、イラク復興、日米安全保障、経済案件などを担当した。シリコンバレーでのベンチャーキャピタル運営にも携わった。 |
商品内容
要旨 |
日米同盟の最深部まで知る男が書き遺した渾身の手記。当事者だけが知る真実がいま、初めて明かされる。 |
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目次 |
第1章 父母たちの戦争 |
出版社・メーカーコメント
外交の最前線に立ち続けた「日米同盟の巨人」が死の直前まで書き継いだ驚愕の手記。コロナ禍で命を落とした不世出の外交官は、秘録と呼ぶべき経験と日本の課題、そして真の脅威についてつぶさに書き遺していた。世界を巻き込んだ湾岸戦争、イラク戦争における外交の舞台裏。幻の普天間基地移設プラン――外務官僚の枠を超え、難題の真っ只中に自ら飛び込み続けた「特命外交官」による圧巻のノンフィクション。