• 本

浪曲論

増補改訂版

出版社名 彩流社
出版年月 2022年4月
ISBNコード 978-4-7791-2816-5
4-7791-2816-1
税込価格 2,200円
頁数・縦 260P 19cm
シリーズ名 浪曲論

商品内容

要旨

「馬鹿はァ死ななきや治らないィ」ラジオで聴いたあの名調子、明治から昭和初期まで芸能の玉座に君臨した大衆芸能の浪曲。代表的な作品を通して世に知られた主題を論じ、その隆盛と衰退の要因を徹底的に分析する。これぞ惜しまれつつも二〇一五年に逝去したまさしく、稀代の浪曲師・国本武春をめぐる論考を浪曲論の哀惜を込めて綴った増補改訂版。

目次

第1章 浪曲論(浪曲衰退の理由
浪曲と浪花節はどう違うか?
素人浪曲と銭湯の関係 ほか)
第2章 浪曲作品論(義士伝
安中草三郎
紺屋高尾 ほか)
第3章 浪曲におけるテーマとは何か(義理・人情を語る
なにがなにして
浪曲とは何か)
増補改訂版のための追記

著者紹介

稲田 和浩 (イナダ カズヒロ)  
1960年東京生まれ。演芸作家、演芸評論家。日本脚本家連盟所属。民族芸能を守る会相談役。作者部屋(歌舞伎作家のこと)同人。文京学院大学外国語学部非常勤講師(芸術学)。日本大学芸術学部演劇学科卒業。タウン誌記者、コピーライターなどを経て、1986年頃より作家活動。演芸(落語、講談、浪曲、漫才)の台本、邦楽(長唄、新内、琵琶など)の作詞、演劇の脚本、演出などを手掛ける。2019年には初となる時代小説を上梓(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)