• 本

オーウェル『一九八四年』 ディストピアを生き抜くために

世界を読み解く一冊の本

出版社名 慶應義塾大学出版会
出版年月 2022年4月
ISBNコード 978-4-7664-2557-4
4-7664-2557-X
税込価格 2,420円
頁数・縦 249P 20cm

商品内容

要旨

希望はある、愛と大地と人びとのなかに。名著をもっと楽しく読むための入門書。

目次

1 『一九八四年』はどのようにして書かれたか(ジュラ島のオーウェル
『ヨーロッパで最後の人間』(仮題)の構想と執筆
『一九八四年』の刊行と出版直後の評価)
2 何を書いたのか(「窮乏の時代」とオセアニア国の表象
「ライター」、そして「X」と「Y」―ウィンストンとジュリアの愛、同志オブライエンの奇妙な愛情
春と独裁 ほか)
3 人の生をいかに捉えたのか(「権力の司祭」の信仰
「人間らしさ」と「人間性」(そして「動物性」)
「嘘」の暴露と美的経験)

出版社・メーカーコメント

1949年にジョージ・オーウェルによって著されたディストピア文学の最高峰、『一九八四年』。なぜこの小説は、舞台に設定された年代をはるかに越えた現代でも世界で読まれ続けるのか? オーウェル研究の第一人者が、その執筆背景やオーウェルがこの作品に託した思い、そして世界情勢を映し出す鏡としての『一九八四年』の世界を描き切る!

著者紹介

川端 康雄 (カワバタ ヤスオ)  
日本女子大学文学部教授。英文学専攻。明治大学大学院文学研究科博士後期課程退学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)