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撤退論 歴史のパラダイム転換にむけて

犀の教室Liberal Arts Lab

出版社名 晶文社
出版年月 2022年4月
ISBNコード 978-4-7949-7307-8
4-7949-7307-1
税込価格 1,870円
頁数・縦 270P 19cm

商品内容

要旨

持続可能な未来のために、資本主義から、市場原理から、地球環境破壊から、都市一極集中から、撤退する時が来た!少子化・人口減、気候変動、パンデミック…国力が衰微し、国民資源が目減りする現在において「撤退」は喫緊の論件。撤退する日本はどうあるべきか、衆知を集めて論じるアンソロジー。

目次

1 歴史の分岐点で(撤退は知性の証である―撤退学の試み
撤退のための二つのシナリオ
撤退戦としてのコミュニズム ほか)
2 撤退の諸相(撤退という考え方―ある感染症屋のノート
下野の倫理とエンパワメント
音楽の新しさはドレミの外側にだって広がっている ほか)
3 パラダイム転換へ(『桜の園』の国から
ある理系研究者の経験的撤退論
Withdrawalについて―最も根っこのところからの撤退 ほか)

著者紹介

内田 樹 (ウチダ タツル)  
1950年生まれ。東京大学文学部仏文科卒業。東京都立大学大学院博士課程中退。凱風館館長。神戸女学院大学文学部名誉教授。専門はフランス現代思想、映画論、武道論。『私家版・ユダヤ文化論』(文春新書)で第6回小林秀雄賞、『日本辺境論』(新潮新書)で新書大賞2010受賞。第3回伊丹十三賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)