• 本

日本統治時代・朝鮮の「国語」教科書が教えてくれること

風響社ブックレット 植民地教育史ブックレット

出版社名 風響社
出版年月 2022年3月
ISBNコード 978-4-89489-420-4
4-89489-420-3
税込価格 880円
頁数・縦 69P 21cm

商品内容

要旨

幻の教科書「朝鮮読本」と芦田惠之助。植民地・朝鮮で「国語」として教えられた日本語。その教科書は通称「朝鮮読本」と呼ばれた。「同化」と「外国語教育」の両面を担ったその内容を詳解しながら、編纂者・芦田の「優れた」制作理念と時代性にも迫る。

目次

1 日本統治下朝鮮の教育について(近代国民国家と学校と「国語」
朝鮮における教育政策の展開と「国語」教科書
三一独立運動のインパクトと同化教育)
2 朝鮮の子どものための「国語」教科書/朝鮮読本(日本語を教える語学教科書として―文字と発音の指導
教科書の使い方―読解指導と表現指導)
3 芦田惠之助を考える(芦田惠之助の功績―随意選題主義綴り方
芦田惠之助の人間観・社会観)
4 朝鮮読本に描かれた朝鮮と朝鮮の子どもたち(挿絵の特徴と変化
学校生活を描いた教材―ロールモデルの存在
現地取材された教材(古代王の伝説)
朝鮮統治政策の影響―稲作に関わる教材)

著者紹介

北川 知子 (キタガワ トモコ)  
1967年大阪市生まれ。1993年大阪教育大学大学院教育学研究科(修士課程)国語教育専攻修了(教育学修士)。私立高校教諭を経て、大阪教育大学非常勤講師および特定非営利活動法人とんだばやし国際交流協会理事、公益財団法人八尾市国際交流センター評議員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)