風に訊け
文春文庫 さ63−169 空也十番勝負 7
出版社名 | 文藝春秋 |
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出版年月 | 2022年5月 |
ISBNコード |
978-4-16-791870-5
(4-16-791870-6) |
税込価格 | 814円 |
頁数・縦 | 345P 16cm |
商品内容
要旨 |
数年にわたって修行の日々を過ごした西国を去ることに決め、福江島から船に乗り込んだ空也は、長州藩の萩城下に降り立った。町の道場を訪れると、図らずも藩主派と家老派による毛利家のお家騒動に巻き込まれることに。家老派と己の“ある因縁”に気づき、藩主派に力を貸すことにした空也は、家老派の企みを阻止すべく動き出す。 |
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出版社・メーカーコメント
七番勝負は新たな武者修行者の登場で幕を開ける。 老爺、愛鷹とともに旅を続けるひとりの武芸者。 安芸広島藩の重臣の息子で、間宮一刀流の達人でもあるその男は、江戸を訪れた折に、自ら同様に命を賭して武者修行の旅を続ける空也の存在を知る。 己と空也はいつの日か相まみえると確信し、旅を続けるが……。 一方、異国での戦いを終えた空也は、船に乗りこみ、数年にわたった修行の地である西国をはなれる。下船したのは長州萩。ここが新たな修行の地となった。 稽古の場を求め、萩の道場を訪れた空也は、ひょんなことから藩主派、家老派による萩藩の対立に巻き込まれるが、家老派と自らの因縁を知り、藩主派に力を貸すことに。 金も力もない藩主派の同年代の仲間たちと共に家老派を倒すための策略を巡らせる空也たちは目的を達することができるのか? 十六歳から四年を過ごした西国をついに離れ、新たな武者修行者が登場するなど、空也の新たな冒険が始まり、驚きに満ちた七番勝負の行方は――。