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交差する日台戦後サブカルチャー史

出版社名 北海道大学出版会
出版年月 2022年3月
ISBNコード 978-4-8329-3414-6
4-8329-3414-7
税込価格 3,300円
頁数・縦 349P 19cm

商品内容

要旨

文学、映画、アイドル、アニメ、オタク文化、ミステリなど…台湾では日本のサブカルチャーはどのように受容されたのか。日本は台湾をどのように表象したのか。

目次

序―歴史と記憶をめぐる日台戦後サブカルチャー研究
1 歴史の交差(一九五〇年代初期の禁書政策と中国語通俗出版
一九七〇年代アジア系女性アイドル論
台湾ニューシネマにおける歴史表象―侯孝賢とエドワード・ヤンを中心に
台湾ノスタルジアを超えて―東山彰良と北方謙三
感情労働からパフォーマンス労働へ)
2 表象の交差(台湾は『マジンガーZ』で何をしたのか
SF・ヘテロトピア・グローバルな近代性―映画「神龍飛侠」シリーズのSF的想像力
日台神仏図像学―キャラクター化する神仏と現代メディア
ドキュメントコミック、ジェンダー、そしてポスト3・11における情動の政治)
3 ミステリの交差(モンスターの越境―台湾ミステリにおける犯罪リビドーの科学的想像力と身体に潜む恐怖
「言えない秘密」をいかに翻訳するか―叙述トリックから見る台湾における日本ミステリの受容
妖怪から見る台湾現代ミステリの社会的位置づけ)

著者紹介

押野 武志 (オシノ タケシ)  
1965年、山形県生まれ。北海道大学教員。専攻は日本近代文学
吉田 司雄 (ヨシダ モリオ)  
1957年、東京都生まれ。工学院大学教員。専攻は日本近代文学
陳 國偉 (チン コクイ)  
1975年、台湾基隆市生まれ。台湾の文化研究学会代表理事、国立中興大学台湾文学・トランスナショナル文化研究科教員・ディレクター、同大学台湾人文創造学部学位プログラム主任。専攻は台湾現代文学、大衆文学、ミステリー、ポップカルチャー、映像論、日台比較文学研究
〓 銘宏 (ト メイコウ)  
1969年、台湾台南市生まれ。台湾淡江大学教員。専攻は西洋近代哲学、東アジア思想、テクノロジーとサブカルチャー論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)