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イメージの記憶(かげ) 危機のしるし

出版社名 東京大学出版会
出版年月 2022年4月
ISBNコード 978-4-13-010152-3
4-13-010152-8
税込価格 4,730円
頁数・縦 314,33P 20cm

商品内容

要旨

「しるし」は至る所に―「像即是空、空即是像」たる「かげ」の論理へと至るイメージの本。

目次

1 行為する像(創像された怪物の解剖学―像行為論の射程
握斧の像行為―起源/根源のメイキング ほか)
2 『ムネモシュネ・アトラス』を継ぐ(モンタージュ/パラタクシス―パラダイム転換のために
フィールドノートという自伝―霊たちのためのドローイング ほか)
3 ホロコースト表象の現在(ホロコースト表象の転換点―『サウルの息子』の触感的経験
それの地下室―ゲルハルト・リヒター“ビルケナウ” ほか)
4 建築的想像力の神話学(巨人と小人の無垢―ベンヤミンと冥府の建築家たち
魔術的洞窟―キースラーのシャーマニズム ほか)
5 危機のしるし(『シン・ゴジラ』の怪物的しるし―未来からの映画
トランプ/ネロ/ペルセウス―斬首された自由 ほか)
結論 「かげ」なる像の「うつろひ」へ向けて

著者紹介

田中 純 (タナカ ジュン)  
1960年生。東京大学大学院総合文化研究科教授。表象文化論(イメージ論・思想史)。博士(学術)。2010年、フィリップ・フランツ・フォン・ジーボルト賞受賞。著書に『政治の美学』(東京大学出版会、2008、第63回毎日出版文化賞受賞)、『都市の詩学』(東京大学出版会、2007、第58回芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞)、『アビ・ヴァールブルク 記憶の迷宮』(青土社、2001、新装版:2011、第24回サントリー学芸賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)