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演奏する喜び、考える喜び

出版社名 みすず書房
出版年月 2022年5月
ISBNコード 978-4-622-09071-7
4-622-09071-6
税込価格 3,080円
頁数・縦 159,6P 20cm

商品内容

要旨

世界的なピアニストで、音楽理論家としても活躍したチャールズ・ローゼンが、友人テマーソンを聞き手に、縦横無尽に音楽の喜びを語る。師匠ローゼンタールが驚異的な技巧でブラームスを振り向かせた話、音楽分析は演奏に必要か、シューマン、ベートーヴェン、バッハの技法、演奏と楽譜の緊張関係、ピアノを弾くことの身体的喜びについて。明晰に、率直に、生き生きと語られた言葉たちは、音楽の喜びの核心を軽やかに告げている。ピアニストとしての体験に裏打ちされた、珠玉の洞察。

目次

音楽分析
音楽分析の成果
様式
音楽演奏
身体的喜び、知的喜び
演奏家の役割

著者紹介

ローゼン,チャールズ (ローゼン,チャールズ)   Rosen,Charles
1927‐2012。ニューヨークに生まれる。コンサート・ピアニスト、音楽批評家・理論家。4歳でピアノを始め、11歳よりヘドヴィク・カンナー、モーリツ・ローゼンタールに師事する。1951年プリンストン大学で博士号取得(フランス文学)。ニューヨーク州立大学、オックスフォード大学、ハーバード大学、シカゴ大学などで教鞭をとる
テマーソン,キャサリン (テマーソン,キャサリン)   Temerson,Catherine
1944‐2015。ニューヨーク大学で博士号取得(比較文学)。ニューヨークのUbu Repertory Theaterの文芸部長。エリ・ヴィーゼルなどの英語への翻訳を多数手がける。父レオン・テマーソンはニューヨーク・フィルの第一ヴァイオリン奏者。ローゼンと長い親交があった
笠羽 映子 (カサバ エイコ)  
1981年パリ第4大学で博士号取得(音楽学)。早稲田大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)