• 本

みんなしあわせ。 兄妹アーティストKANTA & KAEDE

出版社名 東京新聞
出版年月 2022年5月
ISBNコード 978-4-8083-1071-4
4-8083-1071-6
税込価格 1,540円
頁数・縦 183P 21cm

商品内容

要旨

たくさんの人が登場し、その人たちが幸せそうに笑っている―。そんな絵を描く少年がいます。金沢市に住む15歳の輪島貫太さんです。2歳離れた妹の楓さんも、見る人の気分を明るくする、色とりどりの切り絵を作ります。2人は幼いころ自閉症の診断を受けました。この本は、そんな2人のありのままと、戸惑いながらも2人の個性の芽を伸ばしてきた母・満貴子さんの「個育て」の記録です。

目次

はじめに 「個育て」のすすめ凹(短所)を責めず凸(長所)を伸ばそう!
第1章 貫太・楓の誕生と自閉症の診断(クールな子?おとなしく「親孝行」だった赤ちゃん時代
療育と焦り―不安で私の心身は追い詰められた…
閉ざした心を開く―悩んでいるのは自分だけじゃなかった! ほか)
第2章 アーティスト「KANTA&KAEDE」へ(小学校入学とギャップ―「違い」鮮明にする教育現場
ものづくりの始まり―2人の魅力を伝えたい!
重なる出会い―SNS発信スタート、人の縁もつながる ほか)
第3章 夢に向かって(進学の先を考える―「アーティスト・貫太」になる
企業とのコラボ続々―オニツカタイガーと中日新聞
自閉症を「強み」に―多感な時期を迎えて ほか)
おわりに 神様のギフト 才能は支えあってこそ育つ

著者紹介

輪島 貫太 (ワジマ カンタ)  
2006年、金沢市生まれ。軽度知的障がいを伴う自閉症。同市の小・中学校(特別支援学級)を卒業し、現在通信制高等学校1年生。10歳の時に天才バカボンのアニメワンシーンが気に入って人がたくさん集まった集合絵を描くようになる。人とお話しするのが大好きな気の優しい男の子
輪島 楓 (ワジマ カエデ)  
2008年、金沢市生まれ。中度知的障がいを伴う自閉症。同市の小学校(特別支援学級)を卒業し、現在中学校(特別支援学級)2年生。魔法や変身アイテムが出てくる絵本が大好きで、8歳のころ、折り紙で物語に出てくるアイテムを切り出すようになる。天真爛漫で陽気な女の子
輪島 満貴子 (ワジマ マキコ)  
1980年、富山市生まれ。長男貫太、長女楓の2人の子を持つ母。子どもたちが日々作り出す作品を「何か生かすことはできないかな」と思い、2016年から独学でものづくりを始める。思い立ったらなんでもやってみたい性格。最近は米粉パン作りにもハマっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)