• 本

ヴァンパイアと屍体 死と埋葬のフォークロア 新装版

出版社名 工作舎
出版年月 2022年5月
ISBNコード 978-4-87502-542-9
4-87502-542-4
税込価格 3,520円
頁数・縦 453P 20cm
シリーズ名 ヴァンパイアと屍体

商品内容

要旨

映画・小説でおなじみの吸血鬼ドラキュラ伯爵。そのルーツは東欧のスラヴ地方を中心に、ギリシア、北ドイツ、ロシアなどに広く伝わる「吸血鬼(ヴァンピール)伝説」にあった。その姿はダンディな貴族ではなく、「赤ら顔で、肉付きがよく、無精髭を生やし、経帷子を着た、みすぼらしい農夫」だった。民間伝承の吸血鬼を精査したうえで現代法医学による「死体の腐敗過程の科学」の光を当て、吸血鬼の実像に迫る。吸血鬼とは、異常に死に方をして特殊な腐敗現象を起こした死体のことだった!

目次

ペーター・プロゴヨヴィツ
シュレージエンの靴屋
検査報告
ド・トゥルンフォールのヴリュコラカス
亡霊はどのようにして生まれるか
吸血鬼の外観
厄除け一
厄除け二
探索と殺害
吸血鬼の行動
いくつかの吸血鬼論
死後の体
行為と反応
地面から現れる手
水底の墓にくだる
吸血鬼の殺害
遺体処理とその問題
死後の魂
体と魂を離しておく

著者紹介

バーバー,ポール (バーバー,ポール)   Barber,Paul
1941年生まれ。1968年、イエール大学でドイツ語およびドイツ文学の博士号取得。プリンストン大学やオクシデナル・カレッジなどでドイツ語および文学・神話・民俗学の講師を経て、カリフォルニア大学のファウラー文化史博物館研究員
野村 美紀子 (ノムラ ミキコ)  
1940年、東京生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)