• 本

ディストピア禍の新・幸福論

出版社名 プレジデント社
出版年月 2022年5月
ISBNコード 978-4-8334-4035-6
4-8334-4035-0
税込価格 2,420円
頁数・縦 279P 21cm

商品内容

要旨

心とは、生きるとは、幸せとは何か?パンデミック、資本主義・民主主義の限界、気候変動、格差と貧困の連鎖、第三次世界大戦の危機…分断と混迷の“ディストピア禍”に「幸福学」の第一人者が辿り着いた、幸福の正体。人類すべてのウェルビーイングを願う希望の書。―本書では、哲学・思想としてではなく、脳神経科学・心理学・統計学・工学を中心とした様々な科学的研究の結果として、その結論を導いていく。章立ては、方程式を解くときの形式に従った。解くべき問題は、これからの時代において「わたしたちはいかに生きるべきか」である。

目次

第1章 前提条件:心はない(パンデミックという人類滅亡リスク
資本主義は限界を迎えたのか? ほか)
第2章 必要条件:死を想う(心がなくて本当によかった
わたしはずっと嘘の人生を生きていたのか? ほか)
第3章 幸せの連立方程式(生きてよし、死してよし
「幸せ」はいつも人類のテーマだった ほか)
第4章 解:わたしは、地球であり宇宙である(わたしは地球の一部以外の何者でもない
この宇宙の一部である以上に、なにを望む必要があるだろうか ほか)
第5章 分岐点:愛するか、滅びるか(心の地動説
「世界中の生きとし生けるものを愛す」ことは可能か? ほか)

出版社・メーカーコメント

世界も個人も分断される今、全ての人類のウェルビーイングを願う希望の書

著者紹介

前野 隆司 (マエノ タカシ)  
1962年、山口県生まれ。慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科(SDM)教授。1984年、東京工業大学工学部機械工学科卒業。1986年、東京工業大学大学院理工学研究科機械工学専攻修士課程修了。キヤノン株式会社、カリフォルニア大学バークレー校客員研究員、慶應義塾大学理工学部教授、ハーバード大学客員教授等を経て、2008年より現職。2017年より慶應義塾大学ウェルビーイングリサーチセンター長兼任。認知心理学、脳神経科学、倫理学、統計学、工学などの研究を統合した「幸福学」を提唱し、個人と人類の幸せ(well−being)について研究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)