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経済安全保障 異形の大国、中国を直視せよ

出版社名 中央公論新社
出版年月 2022年5月
ISBNコード 978-4-12-005539-3
4-12-005539-6
税込価格 2,200円
頁数・縦 325P 20cm

商品内容

要旨

警察官僚として、日本の技術を盗もうと暗躍するスパイと闘い続け、前国家安全保障局長として経済安全保障の強化に心血を注いだ著者が、軍備を拡張し、力による一方的な現状変更も辞さない中国の有望と戦略を分析。「スパイ天国」とまで揶揄された無防備なこの国を守るための指針を提示し、最新の経済安全保障事情を解き明かす。

目次

序章
1章 日本を狙うスパイ
2章 経済、科学の領域に拡大する安全保障の危機
3章 経済安全保障とは何か
4章 米中激突の最前線
5章 米国、欧州の政策
6章 我が国の政策と経済安全保障推進法
7章 中国の歴史戦略思考と米国の誤算
8章 習近平の「中華民族の偉大な復興」「中国の夢」

出版社・メーカーコメント

警察官僚として日本の技術を盗もうと暗躍するスパイと闘い続け、前国家安全保障局長として経済安全保障の強化に心血を注いだ著者が、軍備を拡張し、現状変更も辞さない中国の野望と戦略を分析。「スパイ天国」とまで揶揄された無防備なこの国を守るための指針を提示し、最新の経済安全保障事情を解き明かす。全篇、著者渾身の書き下ろし。人工知能(AI)を搭載したドローンが襲い掛かってくる、人工衛星を攻撃されて陸海空のオペレーションが混乱する、遠隔から原発をメルトダウンさせる……。現代戦は、科学技術の戦いだ。令和の戦争の勝敗を決するのは、AI、量子技術、生物工学の力といっていい。軍民融合が当たり前の中国は、世界の最先端技術を吸い取り続けている。「見えない戦争」は始まっている。安全保障の危機が経済、科学の領域に拡大している。目次■1章 日本を狙うスパイ■2章 経済、科学の領域に拡大する安全保障の危機■3章 経済安全保障とは何か■4章 米中激突の最前線■5章 米国、欧州の政策■6章 我が国の政策と経済安全保障推進法■7章 中国の歴史的戦略思考と米国の誤算■8章 習近平の「中華民族の偉大な復興」「中国の夢」

著者紹介

北村 滋 (キタムラ シゲル)  
前国家安全保障局長。1956年12月27日生まれ。東京都出身。私立開成高校、東京大学法学部を経て、1980年4月警察庁に入庁。1983年6月フランス国立行政学院(ENA)に留学。1992年2月在フランス大使館一等書記官、2004年8月警備局外事情報部外事課長、2006年9月内閣総理大臣秘書官(第1次安倍内閣)、2010年4月警備局外事情報部長。2011年12月野田内閣で内閣情報官に就任。第2次・第3次・第4次安倍内閣で留任。特定秘密保護法の策定・施行。2019年9月第4次安倍内閣の改造に合わせて国家安全保障局長・内閣特別顧問に就任。同局経済班を発足させ、経済安全保障政策を推進。2020年9月菅内閣において留任。2020年12月米国政府から国防総省特別功労章(Department of Defense Medal for Distinguished Public Service)を受章。2021年7月退官。2021年11月経済安全保障法制に関する有識者会議委員。2022年1月オーストラリア政府からオーストラリア情報功労章(Australian Intelligence Medal)を受章。北村エコノミックセキュリティ代表
大藪 剛史 (オオヤブ ツヨシ)  
読売新聞政治部記者。1984年2月1日生まれ。愛知県出身。愛知県立豊田西高校、名古屋大学文学部を経て、2006年4月、読売新聞社に入社し、新潟支局に赴任。12年9月から政治部で総理大臣官邸や自民党を担当。15年4月から経済部で財務省を担当し、16年四月から宇都宮支局。18年4月から政治部で総理大臣官邸や外務省、国会を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)