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臺北の疎開地 戦争の子・太陽の片隅で

出版社名 インターナショナルセイア
出版年月 2022年5月
ISBNコード 978-4-434-30422-4
4-434-30422-4
税込価格 1,925円
頁数・縦 207P 19cm

商品内容

要旨

臺灣の玉山は、戦前は、新高山と呼ばれ、日本一高い山だった。「ニイタカヤマノボレ」という打電とともに日本の連合艦隊は真珠湾に火ぶたを切った。知覧を飛び立った神風特別攻撃隊は、日本の最南端、臺灣の屏東飛行場から最後の出撃に向かった。米軍は、臺灣に上陸すると教えられた臺灣の子供たちの日常を郷愁をもって描いた小説、他数編を収録した。

出版社・メーカーコメント

「戦争の子」と「台北の疎開地」は、今や絶滅危惧種となった戦前の臺灣で生まれた湾生と呼ばれる臺灣引揚者が少年の頃に日本語世代の臺灣少年とともに遊んだ思い出を描く大人向け少年小説。「爆心地の悪戯」では、放射能が70年間残ると言われた長崎の原爆野での少年のある日の幻想風景を描いた掌編小説。他にインドを舞台とする不思議な出来事を描いた小説3編。

著者紹介

山本 悦夫 (ヤマモト エツオ)  
臺灣高雄大和国民学校、臺灣屏東栄国民学校、臺灣臺北寿国民学校、熊本市立城南中学校、長崎市立山里中学校、長崎県立長崎西高等学校、九州大学法学部、フロリダ大学経済学部大学院。文芸同人雑誌『四人』編集発行人。(日本学術会議協力学会)アジア民族造形学会会長。一般社団法人環太平洋アジア交流協会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)