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森鴎外「翻訳」という生き方

出版社名 新曜社
出版年月 2022年6月
ISBNコード 978-4-7885-1776-9
4-7885-1776-0
税込価格 3,080円
頁数・縦 288P 20cm

商品内容

要旨

〓外は『即興詩人』から他界直前の『ペリカン』まで翻訳をつづけ、翻訳は全作品の半分以上を占めるほどであった。さらには『舞姫』『雁』などの創作、『渋江抽斎』などの史伝も「文化の翻訳」と見ることができる。〓外にとって「翻訳」とは何だったのか。「翻訳」という視点から文豪の生き方の知られざる側面に迫る。

目次

異文化理解と翻訳と
異文化、日本化、超越化―〓外における西洋文学の変容とアイデンティティー
〓外「日本回帰」の軌跡―「(西洋)小説」の日本化とその超越
〓外訳『即興詩人』とアンデルセンの原作
〓外訳『即興詩人』の系譜学
『即興詩人』とイタリア―森〓外とアンデルセン
「文化の翻訳」の諸相とバイカルチュラルの翻訳者・森〓外
森〓外『椋鳥通信』と文化の翻訳
「文化の翻訳」と先駆者森〓外考
百年前の森〓外
翻訳の人・〓外
翻訳者・〓外の世界
〓外の「ヨーロッパ離れ」
第一次大戦と〓外の「ヨーロッパ離れ」
森〓外の「翻訳」人生

著者紹介

長島 要一 (ナガシマ ヨウイチ)  
1946年東京に生まれる。コペンハーゲン大学よりPh.D.ならびにDr.Phil.取得。コペンハーゲン大学DNP特任名誉教授。ダンネブロ騎士勲章受賞(2018年)。森〓外記念会名誉会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)