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魔女が全てを壊していった

二見ホラー×ミステリ文庫 き1−1

出版社名 二見書房
出版年月 2022年7月
ISBNコード 978-4-576-22090-1
4-576-22090-X
税込価格 880円
頁数・縦 316P 15cm

商品内容

要旨

あの女は魔女だ。みんなおかしくなってしまった―。後ろ暗い仕事から足を洗い平凡な人生を夢見る木屋川は、小さな喫茶店を営む三国母娘の生活に温もりを感じていた。だが五月女と名乗る美しい女の来訪をきっかけに住民が変わっていき、三国の娘が行方不明に。木屋川は五月女を疑うのだが、町は五月女の信奉者で溢れ、暴動が起きていた…。狂乱に陥った町で娘を探しだすことができるのか。

出版社・メーカーコメント

あの女は魔女だ。みんな、おかしくなってしまった。一人の美しい女性が日常を狂わせていく――。後ろ暗い仕事から足を洗い、平凡な人生を夢見る木屋川。行きつけの喫茶店を営む三国母娘のささやかな生活にぬくもりを感じていた。ある日、町の洋館に五月女(さつきめ)と名乗る美しい女が引っ越してくる。洗練された物腰と優雅な生活。五月女はあっという間に町の人気者になっていく。同時に、住人たちは彼女の影響を受け自発的にごみ拾いや緑化運動などに精を出すように。だが町の美化活動は次第にエスカレートし始め…。多発する行方不明者、頻発する住人同士のいさかい。ついにリンチ事件が発生し、そのさなか三国の娘が行方不明になった。五月女の関与を疑った木屋川だったが、町は五月女の信奉者であふれており……。だれが敵で、だれが味方なのか。なんのために娘をさらったのか。隣人を疑うなかれ。孤立無援のサスペンススリラー。

著者紹介

如月 新一 (キサラギ シンイチ)  
講談社NOVEL DAYSリデビュー小説賞、ジャンプ小説新人賞2018テーマ部門「ミステリ」金賞、SKYHIGH文庫賞、新潮文庫新世代ミステリー賞佳作、角川Twitter小説優秀賞など数々の賞に輝き、2018年『放課後の帰宅部探偵学校のジンクスと六色の謎』(SKYHIGH文庫)で書籍デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)