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台湾の少年 2

収容所島の十年

出版社名 岩波書店
出版年月 2022年7月
ISBNコード 978-4-00-061546-4
4-00-061546-7
税込価格 2,640円
頁数・縦 189P 23cm
シリーズ名 台湾の少年

商品内容

要旨

1950年代、白色テロの恐怖は台湾を覆っていた。焜霖は高校時代に読書会に参加したことで逮捕され、一千名あまりの政治犯とともに緑島の収容所に送られる。きびしい労働を科され、些細なことで懲罰を受けるような日々。出獄までの長くつらい10年間、支えになったのは家族の手紙や、収容された人々との友情だった。日本統治時代から戒厳令下の時代、民主化を経て現代まで、白色テロの傷を負いながら生き抜いたある個人の人生でたどる、激動の台湾現代史。

出版社・メーカーコメント

一九五〇年、無実の罪で逮捕された蔡焜霖は、激しい拷問に遭い、自白を強要され、政治犯として収容される。出獄までの長くつらい十年間、支えになったのは家族の手紙や、収容された人びととの友情だった。

著者紹介

游 珮芸 (ユウ ハイウン)  
台湾大学卒業後、お茶の水女子大学で博士号取得。台東大学児童文学研究所所長。研究、教育のほか、児童文学の編集、創作、翻訳、評論に携わる。本作の脚色を手がけた
周 見信 (シュウ ケンシン)  
台北芸術大学卒業後、台東大学児童文学研究所博士課程在籍中。創作と児童文学と美術教育に関心がある。2016年に『小白』(郭乃文との共作)で信誼幼児文学賞を受賞したほか、多数の作品を手がける
倉本 知明 (クラモト トモアキ)  
香川県生まれ。立命館大学大学院先端総合学術研究科修了。学術博士。台湾文藻外語大学准教授。専門は比較文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)