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日本で見られる現代アート傑作11

小学館文庫 あ50−1

出版社名 小学館
出版年月 2022年7月
ISBNコード 978-4-09-407165-8
4-09-407165-2
税込価格 682円
頁数・縦 247P 15cm

商品内容

要旨

日本には、世界の美術愛好家がそれを見るだけのために来日する、世界レベルの現代アートの傑作がいくつか存在します。そんな名作を、北から南まで11点選び出し、徹底紹介。現代アートの第一人者である著者が、作品の魅力と制作背景、観賞のコツ、作家エピソードを、その場を実際に訪れる以上に詳細に解説します。各施設の情報やアクセス案内も充実。実際に訪れる際のガイドブックになると同時に、11の優れた作品の鑑賞解説を通し、現代アート一般の理解と鑑賞のコツが楽しく身につく内容です。巻末企画として、「パブリック現代アート逸品ミニガイド」も収録!

目次

1 人が集まる空間に命を吹き込む彫刻の力 安田侃「安田侃彫刻美術館アルテピアッツァ美唄」(美唄・北海道)『意心帰』(東京ミッドタウン・東京)
2 本物以上の魅力をもつ巨大人体像 ロン・ミュエク『スタンディング・ウーマン』(十和田市現代美術館・青森)
3 最高の抽象絵画がつくり出す“心安まる空間” マーク・ロスコ『シーグラム壁画』(DIC川村記念美術館・千葉)
4 ゴミを擬態化したアート 三島喜美代『Newspaper08』『Work92‐N』『Work2000‐Memory of Twentieth Century』(アートファクトリー城南島・東京)
5 元みかん畑に展開する人とアートの起源を感じるためのアートプロジェクト 杉本博司『小田原文化財団 江之浦測候所』(小田原・神奈川)
6 共に遊び、共に生きる、触れ合いの装置 レアンドロ・エルリッヒ『スイミング・プール』(金沢21世紀美術館・石川)
7 光そのものを主役にする ジェームズ・タレル『ブルー・プラネット・スカイ』(金沢21世紀美術館・石川)
『オープン・スカイ』(地中美術館・香川/直島)
8 風になる。光になる。水になる。ということ 内藤礼『母型』(豊島美術館・香川/豊島)
『このことを』(家プロジェクト「きんざ」・香川/直島)
9 太陽と、地球と、私―違った世界が見えてくる ウォルター・デ・マリア『タイム/タイムレス/ノー・タイム』(地中美術館・香川/直島)
『見えて/見えず 知って/知れず』(ベネッセハウスミュージアム屋外展示・香川/直島)
10 圧倒的な存在感を放って渦巻くエネルギー イサム・ノグチ『エナジー・ヴォイド』(イサム・ノグチ庭園美術館・香川)
『モエレ沼公園』(札幌・北海道)
11 山稜に佇む人に会いに行く アントニー・ゴームリー『ANOTHER TIME XX』(国東半島千燈地区・大分)
街角で見られる現代アート逸品 パブリックアート現代美術作品ミニガイド

出版社・メーカーコメント

北から南まで国内にある現代アートの世界的傑作11点を紹介&徹底解説!実際に鑑賞の旅に出かけるガイドブックになると同時に、優れた作品の詳細な鑑賞解説を通して現代アート一般を楽しめるようになる1冊です。

著者紹介

秋元 雄史 (アキモト ユウジ)  
1955年東京生まれ。東京藝術大学名誉教授。練馬区立美術館館長。東京藝術大学卒業後、91年に福武書店(現ベネッセコーポレーション)に入社。のちに「ベネッセアートサイト直島」として知られるアートプロジェクトの主担当となる。2004年より地中美術館館長/公益財団法人直島福武美術館財団常務理事に就任。06年に財団を退職。07年、金沢21世紀美術館館長に就任。退職後、東京藝術大学美術館館長を経て、現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)