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無垢の歌 大江健三郎と子供たちの物語

出版社名 生きのびるブックス
出版年月 2022年8月
ISBNコード 978-4-910790-04-6
4-910790-04-7
税込価格 2,200円
頁数・縦 229P 20cm

商品内容

要旨

大江健三郎の描く子供たちはなぜ、ひときわ鮮烈な印象を残すのか。“無垢”への比類なき想像力にせまるまったく新しい大江論にして、最良の“入門書”。大江文学の意外な面白さに触れる一冊。

目次

第1章 チャイルドライクな文学のために
第2章 学生作家の栄光と不安
第3章 赤んぼうの敵
第4章 一九六九年のパーコーメン
第5章 鳥は歌い、鯨は叫ぶ
第6章 逆転また逆転
第7章 反時代的ゲーム
第8章 神隠し願望
第9章 男たちよ!
第10章 「ただいま」と「お帰り」

著者紹介

野崎 歓 (ノザキ カン)  
1959年新潟県生まれ。フランス文学者、翻訳家、エッセイスト。放送大学教養学部教授、東京大学名誉教授。2001年に『ジャン・ルノワール―越境する映画』(青土社)でサントリー学芸賞、2006年に『赤ちゃん教育』(講談社文庫)で講談社エッセイ賞、2011年に『異邦の香り―ネルヴァル「東方紀行」論』(講談社文芸文庫)で読売文学賞、2019年に『水の匂いがするようだ―井伏鱒二のほうへ』(集英社)で角川財団学芸賞受賞、2021年に小西国際交流財団日仏翻訳文学賞特別賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)