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海のこびととひみつの島

出版社名 ポプラ社
出版年月 2022年7月
ISBNコード 978-4-591-17447-0
4-591-17447-6
税込価格 1,430円
頁数・縦 142P 21cm

商品内容

要旨

人間よりもずっとずっと小さい海のこびとに会ったことがありますか?むかしむかし。こびとたちは、「きょうのガラクタはあしたの宝もの」を合い言葉に、海でひろったガラクタで島をつくり、家をつくり、いろいろなものを楽しく利用してきました。海のこびとたちの楽しいくらしとぼうけんがはじまります。

出版社・メーカーコメント

海のこびとたちはうんとむかしから、すてられたもの、あまりものを利用して生きてきました。もじゃもじゃのひげをはやした、おそろしいバイキングが海で戦っていたころからです。みんな、たくさんのものを海におとしていったので、材料はじゅうぶん。海のこびとたちは、ラビッシュ島をつくりはじめました。でも、今ではペットボトルが多すぎます。ペットボトルをつみあげたボトル山は高くなりすぎ、行く先が見えなくなりました。小さなときにペットボトルに入った魚は出られなくなっておさかな病院に入院しています。主人公のキャンディはいいます。「わたし考えたんだけど、あしながたちにもう海にペットボトルをすてないでってたのむべきじゃないかしら。」2日後には「すてきな海まつり」があるのに、今日は雪が降っています。どうやって暖かい海へもどればよいのでしょう?海のこびとたちを困らせないようにしなくては!と思えるようなファンタジー作品です。ガラクタでつくった家々や道具は魅力的で、島の地図もおもしろく、海にすむ仲間、魚やイルカ、クジラなども登場する楽しくかわいい作品です。14歳まで難読症で読み書きが不自由だったサリー・ガードナーの最新作。全ページにある絵は、サリーの娘、リディア・コーリーによるもの。描きこまれた小物が楽しい低学年むけ読み物です。

著者紹介

ガードナー,サリー (ガードナー,サリー)   Gardner,Sally
イギリスのバーミンガムに生まれる。14歳まで難読症で読み書きが不自由だった。美術を学んで劇場の舞台美術に関わり、物語を書き始める。1993年に作家としてデビュー。『マザーランドの月』(小学館)でカーネギー賞を受賞
コーリー,リディア (コーリー,リディア)   Corry,Lydia
イギリスのイラストレーターでサリー・ガードナーの娘。2009年に王立芸術大学を卒業し、『Mooncat and Me』でデビュー。イギリス、ヘイスティングスに在住
中井 はるの (ナカイ ハルノ)  
JBBY(日本国際児童図書評議会)会員。日本ペンクラブ「子どもの本」委員。ビアトリクス・ポター協会会員。『グレッグのダメ日記』(ポプラ社)、『ワンダー』(ほるぷ出版)など訳書多数。『木の葉のホームワーク』(講談社)で第60回産経児童出版文化賞翻訳作品賞受賞。そのほか、ディズニー映画のノベライズ、創作など幅広い分野で活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)