• 本

きらめきを落としても

出版社名 講談社
出版年月 2022年7月
ISBNコード 978-4-06-528283-0
4-06-528283-7
税込価格 1,595円
頁数・縦 267P 19cm

NetGalley 会員レビュー

図書館関係者

おすすめ度おすすめ度★5

青春の煌めきが弾ける6編の、幅広く奥深い作者の新境地。鯨井さんは、細やかな心の揺れや、言葉や態度に表れない内なる心の機微を描くのが非常に上手いと思う。若者たちの抱える自分自身や他者に対する様々な思い・スタンスが、読み手の心の何処かで共鳴するような人物・状況設定であったように感じた。安心して読み進められるほっこりする話から、段々と不穏が迫り来てその先が気になる話、ラストに状況が一変し、未来へと動き出す話など、まさにタイトル通り、煌めいていた時が過去となってもまた次の場所がある、進んで行けるという希望が感じられる。作者の新たな挑戦が伝わる意欲作。これからもずっと応援したい。

書店関係者

おすすめ度おすすめ度★4

高校時代のわたしに読ませてあげたいです。夏休みに部屋で1人うわあっと含みのある叫びを上げながら読んだだろうな、いい夏になっただろうなと思います。6つのボーイ・ミーツ・ガール短編。あの頃に読みたかったといつかの若き自分のところへ連れて行ってくれることでしょう。様々なカラーの小説から炙り出されるあなただけの青春。好きも嫌いも、甘い苦いもすべて含めて青いのです。

図書館関係者

おすすめ度おすすめ度★4

登場人物はみな若者で、どこか憂いがあるようでした。でも、その多くが友人の存在や、新たな出会いを経て前向きな結末を迎えていて、特に「ボーイ・ミーツ・ガール・アゲイン」は、可愛らしく微笑ましく読みました。「主人公ではない」は、かなり不穏な感じで、焦燥感を覚えるラストだったけれど。各話に、前の物語から人物や場所などが登場していたりして、最終話を読み終わった後、最初からまたページをめくりました。雨のシーンが多いのが印象的です。

上記レビューの提供元:NetGalley(株式会社メディアドゥ)

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商品内容

要旨

特別じゃない僕が、かけがえのない憧れに出会った。キラキラだったり、くすんでいたり。青春を万華鏡でのぞくような、色とりどりの6編。あめ、ときどき、勇気。カラフルな青春短編集。

出版社・メーカーコメント

きらきらだったり、くすんでいたり。ときめきからもやもやからSFまで、まるで青春を万華鏡でのぞくような色とりどりの短編集。【収録作】全6話「ブラックコーヒーを好きになるまで」人が好きなものは、嫌っておくのが楽なんだ。本とコーヒー、そして素直になれなかった僕の話。「上映が始まる」憧れだったはずの天文学。なのに怠けてばかりの僕。でもきっかけはやっぱり、星空の下から。「主人公ではない」世界には物語があふれている。今生きている物語の主人公が自分ではなかったとしたら……。「ボーイ・ミーツ・ガール・アゲイン」お人好しの僕が思いがけぬ一目惚れ。憧れのあの子へと続く道は、「僕らしさ」を探す旅路だった。「燃」何事にも夢中になれない僕は、喩えるなら「不燃物」。自分の心は、何に、どうやって動くのだろう。「言わなかったこと」僕が小説を書かなくなったのは、あなたの作品に打ちのめされたから。なのに、いきなりやめるなんて。

著者紹介

鯨井 あめ (クジライ アメ)  
1998年生まれ。兵庫県豊岡市出身。2015年より小説サイトに投稿を開始。2017年に「文学フリマ短編小説賞」優秀賞を受賞。2019年に第14回小説現代長編新人賞を受賞し、2020年に『晴れ、時々くらげを呼ぶ』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)