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正多胞体 高次元正多面体原論

数学クラシックス 第31巻

出版社名 丸善出版
出版年月 2022年7月
ISBNコード 978-4-621-30726-7
4-621-30726-6
税込価格 9,680円
頁数・縦 331P 21cm

商品内容

要旨

多面体宇宙論などに多大な影響を与えるなど、科学界では高次元のかたちへの関心が非常に高まっている。その概念を理解するうえで不可欠な基礎知識が「高次元幾何学」である。本書ではその中心テーマである高次元正多面体つまり正多胞体の幾何学について、古典的入門的な話題から現代的な新理論までを、2次元の多角形や3次元の多面体の話題も交えて幅広く詳細にまとめる。線形代数・解析幾何・射影幾何を駆使しながら数学的厳密さを追求するとともに、諸科学への応用が可能な重要ポイントについては図を用いて簡潔にまとめられているため、周辺分野の研究者にとっても大変役立つ内容になっている。幾何学を救った幾何学者コクセターの代表作の初邦訳。

目次

多角形と多面体
正多面体と準正多面体
回転群
タイル貼りとブロック積み
万華鏡
星形多面体
高次元の正多胞体
切頂
ポアンカレによるオイラーの多面体公式の証明
形式、ベクトル、座標
万華鏡の一般化

著者紹介

コクセター,H.S.M. (コクセター,H.S.M.)   Coxeter,Harold Scott MacDonald
1907年イギリスのロンドンで生まれ2003年カナダのトロントで世を去った20世紀の代表的な幾何学者。時代から取り残されそうになった幾何学を救った幾何学者といわれている。ケンブリッジ大学数学科で学び博士学位を取得してトロント大学数学科で助教、助教授、教授を歴任したあと名誉教授。不連続群や多胞体の研究で先駆的な偉業を成し遂げ、それらに関係するコクセター群やコクセター・ディンキン図形などを考案した
一松 信 (ヒトツマツ シン)  
1926年東京生まれ。1947年東京帝国大学理学部数学科卒業。理学博士。京都大学数理解析研究所教授などを経て京都大学名誉教授。日本数学検定協会名誉会長。専門は多変数関数論・数値解析・計算機数学。2006年紫綬褒章受章
岡田 好一 (オカダ ヨシカズ)  
医療情報学・生物統計学専門。武田総合病院診療情報システム部部長。1990年京都大学大学院医学研究科博士課程修了
日野 雅之 (ヒノ マサユキ)  
原子核物理学・応用数学専門。数理科学研究家。理学博士。1992年東京工業大学大学院理学研究科博士課程修了
宮崎 興二 (ミヤザキ コウジ)  
建築計画学・図形科学専門。京都大学名誉教授。工学博士。1963年京都工芸繊維大学工芸学部建築工芸学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)