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李朝残影 反戦小説集

光文社文庫 か10−18

出版社名 光文社
出版年月 2022年8月
ISBNコード 978-4-334-79402-6
4-334-79402-5
税込価格 924円
頁数・縦 363P 16cm

商品内容

要旨

昭和十五年。徴用を逃れるために京畿道の道庁に勤める谷は、担当する地区の地主が創氏改名に応じないことに苦悩する。(「族譜」)京城で絵画教師をする野口は、妓生の踊る伝統の宮廷舞踊を描くことに奮闘するが―。(「李朝残影」)日本統治時代の朝鮮で生まれ育った作家が、侵略と戦争に翻弄される個人の葛藤とその悲劇を鋭く描き出す。今も色褪せない五編を収録。

出版社・メーカーコメント

昭和十五年。徴用を逃れるために京畿道の道庁に勤める谷は、担当する地区の地主が創始改名に応じないことに苦悩する(「族譜」)。京城で絵画教師をする野口は、妓生の踊る伝統の宮廷舞踊を描くことに奮闘するが――。(「李朝残影」)日本統治時代の朝鮮で生まれ育った作家が、侵略と戦争に翻弄される個人の葛藤とその悲劇を鋭く描き出す。今も色褪せない五編を収録。

著者紹介

梶山 季之 (カジヤマ トシユキ)  
1930年京城(現在のソウル)生まれ、’45年の敗戦に伴い広島へ引き揚げる。広島高等師範卒。学生時代より同人誌に参加し、上京後は教師や飲食店の経営をしながら、多くの作家を輩出した「新思潮」の同人となり小説を発表。その後、多くの商業雑誌に記事を執筆、’59年に創刊された「週刊文春」を舞台に“トップ屋”と称され大活躍した。’62年には『黒の試走車』(光文社カッパ・ノベルス)がベストセラーになり、以来、推理、官能、時代小説など多岐にわたってヒット作を連発し、流行作家として一世を風靡した。’75年取材先の香港で死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)