• 本

汝、星のごとく

出版社名 講談社
出版年月 2022年8月
ISBNコード 978-4-06-528149-9
4-06-528149-0
税込価格 1,760円
頁数・縦 344P 20cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全2件

  • もっと早く気づいていれば・・・あまりにもせつない。

    久々の一気読み。久々に泣いた。
    学生時代の情熱的な恋愛から遠距離、田舎と都会、木綿のハンカチーフ的展開、
    想い過ぎるあまりのすれ違い、ネグレクト、ジェンダー、ヤングケアラーなど凄すぎ。
    もっと早く気づいていれば・・・お互い素直になっていれば・・・。
    あまりにもせつなかった。
    文句なしの一冊。

    (2023年4月28日)

  • 汝、星のごとく

    みごと2023年本屋大賞を受賞!本読みプロの書店員が選ぶ賞に2020年「流浪の月」に続いて選ばれる快挙。 2年ぶりの長編作も人の心情をぐいぐいと書き込んでいく作者の真骨頂を発揮。読む者に時に息苦しくなるほどの切なさを与えつつも、登場人物とともに成長していっているような錯覚におちいる。作者の非凡な表現力により、恋愛小説の新たな可能性を感じずにはいられない。書店には「本屋大賞の20年」という過去の受賞作品パンフも置いてある。大賞作をさかのぼって読むのも面白い。

    (2022年11月28日)

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商品内容

文学賞情報

2023年 キノベス!受賞
2023年 第20回 本屋大賞受賞
2023年 第10回 高校生直木賞受賞

要旨

風光明媚な瀬戸内の島に育った高校生の暁海と、自由奔放な母の恋愛に振り回され島に転校してきた櫂。ともに心に孤独と欠落を抱えた二人は、惹かれ合い、すれ違い、そして成長していく。生きることの自由さと不自由さを描き続けてきた著者が紡ぐ、ひとつではない愛の物語。2023年本屋大賞受賞。

出版社・メーカーコメント

その愛は、あまりにも切ない。正しさに縛られ、愛に呪われ、それでもわたしたちは生きていく。本屋大賞受賞作『流浪の月』著者の、心の奥深くに響く最高傑作。――わたしは愛する男のために人生を誤りたい。風光明媚な瀬戸内の島に育った高校生の暁海(あきみ)と、自由奔放な母の恋愛に振り回され島に転校してきた櫂(かい)。ともに心に孤独と欠落を抱えた二人は、惹かれ合い、すれ違い、そして成長していく。生きることの自由さと不自由さを描き続けてきた著者が紡ぐ、ひとつではない愛の物語。――まともな人間なんてものは幻想だ。俺たちは自らを生きるしかない。

著者紹介

凪良 ゆう (ナギラ ユウ)  
2006年にBL作品にてデビューし、代表作に’21年に連続TVドラマ化された「美しい彼」シリーズなど多数。’17年非BL作品である『神さまのビオトープ』(講談社タイガ)を刊行し高い支持を得る。’20年『流浪の月』で本屋大賞を受賞。同作は’22年5月に実写映画が公開された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)