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王朝奇談集

ちくま学芸文庫 ス14−2

出版社名 筑摩書房
出版年月 2022年8月
ISBNコード 978-4-480-51133-1
4-480-51133-4
税込価格 1,100円
頁数・縦 233P 15cm

商品内容

要旨

海岸に流れ着いた巨人、蹴鞠に精進した人のもとに現れた鞠の精、白狗の妻となった女、吉祥天女像と交わった男、天狗の幻術くらべ、安倍晴明、紫式部、花山天皇、西行法師…、『日本霊異記』『今昔物語集』『宇治拾遺物語』などの代表的な説話集から歴史書『大鏡』、紀行文『海道記』にいたる平安・鎌倉期の17作品から精選された珠玉の82編を収める。ファンタジーにユーモア、時には能芸や和歌を語る奇談の数々は、奇想天外、摩訶不思議、多情多恨、絢爛華麗、抱腹絶倒。稀代のアンソロジストが流麗な現代語訳で遺した美しくも哀れな古典幻想文学の花束をどうぞ!

目次

日本霊異記
日本往生極楽記
大鏡
今昔物語集
成通卿口伝日記
唐物語
古事談
発心集
続古事談
十訓抄
宇治拾遺物語
今物語
古今著聞集
沙石集
撰集抄
平家物語
海道記

出版社・メーカーコメント

『今昔物語集』『古事奇談』『古今著聞集』などの古典から稀代のアンソロジストが選ぶ。摩訶不思議、奇想天外、美しく怪しい説話集。解説 金沢英之

著者紹介

須永 朝彦 (スナガ アサヒコ)  
1946‐2021年、足利市生まれ。歌人・作家・評論家。71年に評論『鉄幹と晶子』を、72年に歌集『東方花傳』を上梓。74年発表の『就眠儀式』以来、幻想的で独特な作風の小説の数々を発表した。1990年代以降は『鏡花コレクション』1〜3、『江戸奇談怪談集』などのアンソロジーを多く編んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)