官能の庭 バロックの宇宙
官能の庭 4
出版社名 | ありな書房 |
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出版年月 | 2022年8月 |
ISBNコード |
978-4-7566-2281-5
(4-7566-2281-X) |
税込価格 | 2,640円 |
頁数・縦 | 190P 21cm |
商品内容
要旨 |
未踏の漆黒の闇の中に、一条の光が射しこむがごとく、無限の想像力と鑑識眼を秘め、ルネサンスからマニエリスム、バロックへといたる美術表現と、その中に投影された文学的レミニサンスのテクスチュアの中を、縦横無尽、自在無礙に渉猟し、博捜し、連鎖する不可視の苦痛/快楽する芸術的感性の輪郭を顕わにしつつ、“愛”と“魂”のくねりあう官能の“美”を普遍的な相のもとに映しだす壮大な叡智の業! |
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目次 |
プロローグ 奇矯の美学―マリオ・プラーツの宇宙 |
出版社・メーカーコメント
あらゆる時代、あらゆる民族に共通する〈精神の形態〉、磨きぬかれた野生、あからさまな放蕩、徹底した貪欲、洗練された野蛮、これら眩暈を催すバロックという万華鏡を、バロック都市プラハに、ボヘミアとシチリアの聖堂に、中南米のスペイン・ルーツの聖堂装飾に、イタリア北部の聖地サクロ・モンテに、ヤン・ブリューゲルの五感の寓意画に、またズンボの造形したペストの?表象に、そして「メメント・モリ」のウァニタス画に、ジャンルを超えて探るプラーツ美学の精髄!